静かで強力!『ハイブローC-8000』水槽エアポンプレビュー

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過剰なまでのハイパワーを誇りながらも静音性は抜群の『キョーリン ハイブロー C-8000』、エアーポンプがうるさいとお嘆きの方にもオススメの製品です。

気になる音や性能に加え「具体的にはどのくらい泡が出るの?」といった部分も写真を使用してご紹介。ちょっと価格は高いですが、それを補って余りある性能を発揮してくれるヤツですよ。

エアーポンプはうるさい

現在入手できるエアーポンプのほとんどが「静音設計!」「驚くほど静か!」といった謳い文句がついていますが・・・実際に使用してみると、どれもさほど変わらず。下手すりゃ「これのドコが静音なのよ!」と窓からブン投げたくなるような製品もあります。

どこかに静かなエアーポンプはないものか…と各メーカーの製品をアレコレ試してみるも、どうにも「これだ!」という商品にたどり着けないエアーポンプ難民も多くいることでしょう。

私もエアーポンプの音が大嫌いで、かなり長い期間エアーポンプ難民としてさまよっていました。そんな私も含め、迷える子羊の救世主とも言えるのが『キョーリン ハイブロー C-8000』ですぞ。

キョーリン ハイブロー C-8000

C-8000

箱のデザインは「時代遅れの製品」といった感じですがバカにしてはいけません。『古き良き時代を彷彿とさせるクラシックモデル』だと思いましょう。男は中身で勝負です。

アクア関連の商品はなぜか、昔からパッケージデザインが変わらないモノが多々ありますし。

ざっくり性能
『ハイブロー C-8000』

エアー吐出量

50Hz:最大6.5L/分
60Hz:最大8.0/分

消費電力
8.5W
1ヶ月の電気代目安
約150円

正面&大きさ比較

C-8000 大きさ

見た目じゃない、とか言いましたが…さらっと外観から。

大きさを比較するために一般的な100円ライターを置いてみました。どんだけデカいのかと恐れている方もいるかと思いますが、バカみたいに大きいわけではありません。

それでも一般的なエアーポンプよりは大きさも厚みもあり、重量は約1kg。ずっしりきます。

なお前部のエアダクトのようなものはダミーで、穴は開いておりません。

裏面

C-8000 裏側

ひっくり返すとこのような感じ。4つの大きなゴム足に加え、小さなゴムも4本ついています。

白いフィルター部分はエアの吸入部。替えフィルターが1つ同梱されていますので汚れたら交換しましょう。

上のほうに見えるスイッチは【HIGH⇔LOW】の切り替えスイッチで、エアの吐出量を変える事ができます。

スイッチ【HIGH】「50Hz地域:6.5L/分」「60Hz地域:8.0L/分」となり、スイッチ【LOW】「50Hz60Hz共通:3.5L/分」となります。

なおフックを取り付ける部分はありません。そのままでも振動は少ないですが、どうしても吊るして使いたい場合は工夫が必要になります。

静かなの?うるさいの?

エアーポンプで気になる最大のポイントは「音」、エア量は諸元を見れば予想できますが…音だけは買ってみない事にはわからない。人によっては空気よりも音のほうが大事だったりもします。

注!)音の感じ方は人それぞれです。あくまでも個人的な感想になります。

純粋な駆動音

作動時、本体から発生する純粋な「駆動音・騒音」はほぼありません。

過去に10種類以上エアーポンプを使用してきましたが、この『ハイブロー C-8000』はズバ抜けて静かだと感じます。

ただし吐出量が多いのでエアストーンから出る空気の音はけっこう高め。意外と見落としがちなのですが、エアーポンプは先端に取り付けるエアストーンによって音量の感じ方がだいぶ変わります。

敏感な方が苦手な振動ノイズ

エアーポンプがが苦手な方は、純粋な騒音よりも「振動」のほうが気になるのではないでしょうか。本体が振動することで発生する「ビビリ音」という意味ではありませんよ。

「耳で聴く音」ではなく、何と言いますか・・・隣の部屋にいても静かにヴーーーーーーーーンと、直接頭に響いてくるような重いノイズです。私もこれがダメで頭痛がしてくるわけです。

これが気にならない(気づかない)という人も多いため「エアーポンプ 振動 うるさい」などで検索しても、吊るせとかマットの上に置けとか・・・そういう事じゃないんだよ!という対応策が多くて…。

この『ハイブロー C-8000』もそういった「ヴーーーン感」は多少あります。

・・・が、他のエアーポンプに比べれば遥かに低いです。静かな夜、設置した隣の部屋で寝ていても「ん・・作動しているな・・・」と感じるくらいでした。(個人の感想です)

どのくらいのエア量?

よくある「〇〇〇を買ってみた!」といった記事は、箱の写真だったり説明書の写真だったり、ひっくり返してみたり、設置してみたり…そんな紹介のされ方ばかりですが、詳しく調べたい人が見たいのはそんな写真ではないでしょう。

それよりも実際に購入してみないとわからない「エアの量」のほうが私は気になります。

…ということで、ちょっと比較の写真をご紹介してみようかと。飼育水槽に入れての写真はありがちなので、エアレーションのみで比較してきます。

手元には数種類のエアーポンプがあるのですが、どれも長く使用して吐出量が落ちているものばかりで・・・。正確に比較するため、新品に近いエアーポンプを探したらコレになりました。

エアーコンパクト1000

水作のエアコンパクト1000です。小型水槽用のポンプで吐出量は「1000cc/分」になります。

まずはコレを使って普通にエアを出した写真を・・・

1000cc/分のエア量

エアコンパクト1000

このくらいです。普通です。なんの感情もわかないくらい、普通にエアが出ています。

しかしこのままC-8000を接続するとエアの出口が小さすぎて比較にならないので・・・まずはこのまま2分岐させてみましょう。

1000ccを2分岐

1000のエアー

あまり変わりません(笑)

ではこのまま同じエアチューブ、エアストーンで『ハイブロー C-8000』を接続してみます。

C-8000 スイッチ『LOW』

スイッチLOW

おお、増えました。これでスイッチは『LOW』です。

本当であればもっと大きなエアストーンを使うべきなのですが、それだと1000ccのほうが貧弱になりすぎて比較が難しくなるので・・・コレでご勘弁を。

ではそろそろC-8000様に本気を出してもらいましょう。スイッチ『HIGH』です。

C-8000 スイッチ『HIGH』

スイッチHIGH

ゴッボゴボに水面が波打ちました。

「思ったよりもLOWと変わらないのでは?」と感じるかもしれませんが、やはり小さめのエアストーン2個に対してC-8000のHIGHスイッチの吐出量ではオーバースペックになり、このくらいしか出ません。

これをさらに同じエアストーンを使って「4分岐」にしても同等のエアが4本分出てきます。そのくらいパワーは余っています。

キョーリン ハイブロー C-8000まとめ

さてさて、駆け足で紹介でしたが…この『キョーリン ハイブロー C-8000』、個人的には超おすすめのエアーポンプになります。

とにかく「静か」「ハイパワー」

若干値は張りますが、中途半端なエアーポンプを複数買うくらいならコレ1本のほうがお財布にも優しくなります。水槽とは離れた位置に設置し、エアチューブを引っ張ってきて複数水槽に3~4分岐させる使い方でも便利ですよ。

私は「もう最初からコレにしておけばよかった・・・」と後悔しました。

これだ!というエアーポンプが見つからずに悩んでいる方にはぜひオススメですよ。

なお、約半年の使用でエア量の減りを感じましたが…エアストーンを交換することで元通りに復帰しました。

「最近エアの量が減ったな…」「音がうるさくなってきたな…」と感じた場合、まずはエアストーンを疑ってみる事をお勧めします。予想外に詰まりやすいので、ストーンを清掃するだけで見違えるように変わったりもしますよ。

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