夏の高水温対策!水槽用クーラーの種類とおすすめ!

夏、真っ盛り!・・・と言うにはちょっと早い時期ですが、すでに連日寝苦しい気温が続いています。

この季節、アクアリストの頭を悩ませるのが『水温の上昇』になります。

すでにガチでハイパワーな水槽クーラーを設置している方や、部屋ごとエアコンで温度管理している方にはあまり興味のない記事になってしまうかもしれませんので・・・・そういう方はワンダーな文章だけお楽しみください。

水槽クーラーの種類

水槽クーラーには冷却方式にいくつかの種類があります。

長所・短所をまじえつつ、代表的なものをご紹介してみましょう。

チラー式

パワーも値段も存在感も他の方式とは格が違う、水槽用クーラーの代表格。

その最大の特徴は「高い冷却能力」にあります。

さまざまな製品が販売されていますが、ハイパワーな商品は大型水槽でもラクラク対応できるパワーを持っています。

難点はいくつかあり、主に本体の排熱と駆動音

通気の悪い設置をしたり締め切った部屋で使用していると、まわりの空気の温度が上がってしまい・・・冷やしているのか暖めているのか、わからん感じになります。もちろん、そのぶんもチラー先生が頑張るので「水温が下がらない」なんて事はありませんが、お部屋は地獄です。頑張れば頑張ったぶん、地獄です。

ちょっと盛りすぎました。たしかに排熱はありますが、地獄は言いすぎかと。

音は製品によって差がありますが、基本的には作動時にグォングォンと古い冷蔵庫のような音を発します。

そしてライトアクアリストにとって障害となるのが、その価格の高さ

下は2~3万円から始まり上はキリ無しです。その気になれば工業機械のようなレベルの製品もあります。

ただし…購入時の価格さえどうにかすれば、維持費は他の冷却方法よりもむしろ安くあがりますよ。この点は後ほど。

モノによっては1万円台から手が出せるチラー式クーラーもあったりしますが…正直あまりオススメはできません。

これはいろいろな製品に共通して言える事なのですが、安いモノを買ってしまうとせっかくの「長所」の部分が弱くなって「短所」のほうだけ際立ってしまいますので…

ペルチェ式

なんかしゃらくさい名前の冷却方式ですな。二種類の金属もしくは半導体に電流を流してうんぬん・・という小難しい原理で冷やします。

「ペルチェ」の由来は、その方式を発見したフランスの物理学者「ジャン=シャルル・ペルティエ」の名にちなんでいます。非常にしゃらくさい名前です。何がシャルルだ、馬鹿野郎。

最大の長所は、チラー式に比べて価格が安いという点。

小型のものであれば1万円以下で購入できます。

運転音も少なく、神経質な方でなければ寝室での使用も可能。

しかし難点は冷却能力の低さ。水量の少ない小型水槽向きの冷却方式になります。

そしてこれはメーカーページなどではあまり触れられていない部分なのですが、ペルチェ方式は電流のON・OFFが頻繁だと寿命が短くなります

厳密には「短くなる」というよりも「ON・OFFの回数に上限がある」といった感じでしょうか。ペルチェ方式は電源の入り切りのたびに劣化していきます。それ以外にも湿度や温度など、チラー式に比べて劣化する要素が多い方式です。

もちろん使用する環境や製品の個体差によって違ってきますので「ペルチェはすぐ死ぬよ」という事ではありませんのでご安心を。

ちなみにジャン=シャルル・ペルティエは60歳まで生きたそうです。当時にすれば長生きですから、彼もすぐには死にませんでした。

ファン式

安い!簡単!お手軽!のファン方式。うちにはクーラーが無いから扇風機で涼もう!のノリです。

長所は言うまでもありません。コストの低さと手軽さに尽きます。

価格もお安く、電機代もお安く、エコロジーで地球にも優しい。設置も簡単で、ほとんどの商品が水槽枠に取り付けるタイプになっています。

短所も言うまでもありません。冷却能力の低さです

外気温と湿度にも影響を受けやすいため、「もうダメだ!水槽を冷やさないと!!」と焦るような灼熱の気温では手に負えない事が多々あります。

そして勘違いされがちなのですが・・・この方式は人間が扇風機で涼むように「涼しい風を受ける事で温度を下げる」という事ではなく、風を当てることで飼育水を蒸発させて水温を下げるのが目的です。

ですので、海水水槽の場合は塩分濃度が上昇してしまいます。

主に小型水槽向きの冷却方式なのですが、水量の少ない小型水槽では少量の蒸発でも塩分濃度が大きく変わってしまうため、注意が必要です。

どれがオススメ?

クーラーを選ぶ際には水槽のサイズが大事な要素になります。

30~40cm程度の小型水槽であれば真夏日に部屋を閉め切ったりしないかぎり、どの方式でもイケます。

それ以上のサイズになってくると、やはりファンやペルチェでは厳しい戦いに…。どちらの方式も「90cm水槽に対応」とか「120cm水槽に対応」とか、そんな感じの製品がありますが・・・決して「真夏の熱帯夜でも25℃前後を維持できるよ」といった意味合いではありませんので、ご注意を。

購入時の価格がアレですので軽い気持ちで言えるものではありませんが、長くアクアリウムを続けていこうと思うのであれば、チラー式をオススメします。サイズと排熱、駆動音の問題もありますので、設置場所などに条件がでてしまますが、それを補って余りある性能を発揮してくれます。

なお購入する際、ギリギリの能力だと常に全力で働き続けなければならなくなり、逆に電気代が上がってコストがかかる場合があります。消費電力表示を見るとつい逆に考えてしまいますが、パワー的に余裕のある物を購入したほうが後々の維持費は安なります。「デカいから電気食う」ではないんですね。このへんは家庭用のエアコンと同じです。

チラー式をオススメしといてコレを言うのはなんですが・・実は最近、非常に気になっている製品があります。

ゼンスイのペルチェ式クーラー、その名も「TEGARU(てがる)」です。

・・・って、名前!そのネーミングセンスはちょっとどうかと。

他に無いコイツの特徴は「その名前のダサさ」、そして「水温を下げてくれる。上げてもくれる」です。

なんとヒーター内臓なので、365日通してTEGARU君1人に水温管理をお任せする事が可能。

他のクーラーでもヒーターを併設すれば良い話なんですが・・・水槽内からヒーターを排除できるというのは意外に大きいメリットにもなります。

うーむ。非常に気になる。

実売価格は18000円前後ですので、ヒーターのぶんを考えればコストパフォーマンスにも優れている気がします。

あとは冷却能力と、どのくらい使用できるか・・なんですよねぇ。

おそらく今シーズン購入してみるので、TEGARUの使用感に関しては、また独自に記事にしたいと思います。

しかし名前が似ているので、もしかしたら間違えてTENGAを買ってしまうかもしれません。その時はTENGAの使用感に関しての記事を書きます…。

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