魚も脱皮!?ヤリテングの巻
ヤリテングを観察していると、まれに「茶色いフィルム状の何か」をぷわっと出す事があります。
初めて見た時、尾びれの付近からその物体が水中に舞ったので、
「これはフンなのだろうか。。。ずいぶんと変わったフンをするんだなー・・・」
と思いましたが・・・どうやらフンは普通にしている様子。
じゃあアレは何??
その物体は水中に漂っている状態でしか見た事がなく、なんというか粘性の液の固まりのような…ごく薄い膜のような…そんな感じの「よくわからない物質」としか見えなかったのですが、観察を続けるうちにしっかりとした形を見る機会がありました。
あ、また「何か」を出している・・と思い、よく見てみると・・・なんかヒレのような模様が。
まだ身体にくっついている状態で、尾びれの付近にまとわりついています。
スポイトで吸って回収してみました。
おおおおっ。この特徴的な形はまさしくヤリテングのヒレ。
そう、脱皮だったのです。オマエ脱皮するのか!?知らんかったよ。
意外に多い「脱皮する魚」
「脱皮」というと爬虫類やエビ・カニ類のイメージが強いですが、調べてみたところ魚類にもカサゴやオコゼの一部など…けっこう脱皮するヤツはいるそうです。
「ヤリテング 脱皮」というワードでは情報がありませんでしたが、ウミテングの脱皮は一般的なようです。
恥ずかしながら、魚類が脱皮するという知識は無かったので驚きでした。
エビなどのように「脱皮の瞬間!」といった映像が撮れれば良いのですが、形のある物を綺麗にシュルンと脱ぐわけではなく、剥がれるように少しづつめくれてくるようです。人間が日焼けした時の皮のような感じです。
オマケ:ラッパ状の謎生物
それにしても、海水生物は奥が深い。。。
私が無知なせいもありますが、何年続けても「新しい発見」や「驚きの事実」が尽きる事はなく、名前も種類もわからない新たな謎生物との出会いも尽きません。
子供の頃のように「観察して、発見して、調べて・・」を一生楽しめるのが海水水槽の魅力でもあります。
そうそう、そういえば最近また「なんじゃこりゃ!?」な生物に出会いました。
コイツです。
片側がラッパ状になっています。どっちが前なのか、どこが頭なのか、それ以前に前とか頭とかの概念があるのか・・・全くわかりません。
ヨコエビとワレカラを飼育している水槽で発見しましたが、あいかわらず「海水 生物 ラッパ」などと検索しても、何もわかりません。。。
あまり動きは活発ではないものの、しっかりとグニグニ動きます。何を食っているのか不明ですが、確実に育っています。しかも2匹います。非常に気持ち悪く面白いので観察中です。
どなたかコイツの正体がわかる方いたらコメント下さい。
いやー、すごいね。海って。