自作道具でアクアライフを快適に!ショボい水槽メンテナンス用品
水槽遊びを続けていると「あー、こんな形状の道具があったら良いのになぁ…」と思う事はありませんか? 似たような用途の道具はあるものの、市販のものではイマイチしっくりこなかったり、細かいとこで使い勝手が悪かったり。
こういった事はアクアリムだけに限った事ではなく、他の趣味や仕事などでも『自分に合った道具』を自作する事は多々あります。
…というわけで、今回はちょっと気晴らしゆるゆる記事。
「私はこんな道具を作って使ってますよ」という、誰の得にもならない戯言です。
これがものすごくクオリティが高く、市販製品にも劣らないような見栄えであれば良いのですが・・・そこは変人アクアリウム。いつもの水槽工作の如く、まるで小学生が作ったような低レベルな道具が連発です。
水換えまぜまぜ棒
皆さんは水換え時、人工海水の素をどうやって混ぜていますか?
棒状のもので攪拌している方もいるでしょうし、水流ポンプを使用している方もいるでしょう。
私もアレコレとやってきたのですが、最終的には『やっぱり手で混ぜるのが一番』という結論に。水流ポンプを使えば楽ではあるのですが、隅っこに残ったりするんですよね。
しかし細い棒では攪拌しづらく、けっこう長い時間ぐるぐる混ぜなければならず。
…というわけで生まれたのがコレ。
調理用のシリコンハケの柄をカット。ドリルで穴をあけ菜箸を二本突っ込んで延長してあります。
これがまた適度に水の抵抗があり「うおりゃっ」っと数秒かき混ぜるだけであっちゅーまに溶けてくれるわけです。少し溶け残りが底に溜まっても先がハケ状なので、その部分だけちゃちゃっと混ぜる事もできて便利。
初代は毛のハケを使っていたのですが、抜け毛が出るので二代目はシリコンハケに変えました。
ちょっとした柄杓棒
スプーンでは形状が浅いし、カップでは大きすぎる上に水中に手を入れなければならない。どうにか簡単に細かいものをすくったりできないか…との思いから生まれたのがこの『ちょっとした柄杓棒』
菜箸の先端についているのは『薬用・養命酒』についてくるカップ。私は20代の頃から養命酒を愛飲しているので、このカップはいたるところで流用されています。ちなみにこのカップに人工海水の素を入れるとぴったり20gになるので、計量カップ代わりにもなるというスグレモノ。
こんな感じに底砂をすくい、他の場所にどさっと移動させられます。さすがに魚類は捕まえられませんが、カニ・ヤドカリやクモヒトデならば、網のように負担をかける事がなく移動させる事もできます。
かゆいところに手が届く棒
ライブロックなどを設置していると、ちょっと奥まったところに何かが入ってしまう事はありませんか?
大きなゴミだったり、残り餌だったり、エビの抜け殻だったり・・・場合によってはヤドカリなどの生き物だったり。
それらを引っ張り出したいのだけれど、ピンセットでは角度的にどうやっても無理。しかしほんのちょっとの作業のために、わざわざ水の中にヒジまで手を入れるのもなぁ…と躊躇する事も。
場合によっては手に薬を塗っていたり、整髪料を使ったばかりで匂いが残っていたり…女性であればマニキュアだったりハンドクリームだったり「ごめんなさいっ、今は手を入れられないのっ!」という事もあるでしょう。
そんな時にオススメしたいのがこの一品。『かゆいところに手が届く棒』です。
…今、思いっきり鼻で笑いましたね。もしくは白い目で見ましたね。ところがどっこい、コイツは自作アイテムの中でもトップランクに便利なんですよ(ド〇えもんは邪魔なのでどけました)。
作り方は菜箸(また菜箸かよ)の先端にビニールタイを付けただけです。ビニールタイは配線をまとめたりするアレです。
こんな感じで、手を入れないとどうやっても届かない場所にあるものを引っ張り出したりするのに使います。アクアリウムをやっていると意外とこういう作業多いんですよね。
先端のビニタイは好きな形に曲げられるので、伸ばしたり、鉤爪状にしたり…エビの抜け殻や貝殻などをひっかけて取り出す事もできます。
オマケ・道具立て
今回紹介した自作道具だったり、スポイトだったり、ピンセットだったり…アクアリウムをやると『長い道具』が増えますよね…。
小型水槽であればそれほどでもありませんが、60cnや90cnの水槽は水深もあるのでどうしても道具が長くなってしまいます。
それらをいつでもサッと使えるように立てておく場所が必要なのですが、バケツでは広すぎるうえに高さが足りない。だからといって花瓶などでは使いづらいし倒れてしまう。
そんなわけで私はコレを愛用しています。
ワインクーラーです。口が広がっているのがとても使い易い。そしてワインを立てるという目的で作られているため簡単には倒れません。
立派なガラス製などではなく、アクリル製の安いモノが割れずに軽くて便利ですよ。
ちなみに私の使っているワインクーラーはこんな高級なものではなく、100均で300円商品として売られていたものです。
道具で戯言・あとがき
この手の道具は人によって感覚が大きく違いますので、「こんなん作る意味ある?」と感じる方もいるでしょうし「これなら〇〇〇を買えば済む話じゃん」と思う方もいることでしょう。ええ、そうでしょうとも。
しかしこればっかりは本人の使い勝手。私にはコレが必要だから作ったわけですし、使い勝手が良いから長年使い続けているわけであります。
いわば性癖みたいなものですので、おっぱいフェチには尻フェチのこだわりがわからないようなモノです。私ですか?極度の尻フェチです。
ですから私だってパンストを破って興奮する人には「普通に脱がせりゃいいじゃん」と思いますし、女王様に罵られて興奮するM男には「そんなん言われて腹立たないの?」と感じます。そんなもんです。お互い様です。
なんの話でしたっけ?…そうそう、アクアリウムの道具の話でした。
長くアクアリウムをやっていると1つくらいは自分で細工した道具を持っていたりするものですが・・・自慢できるようなプロレベルの加工品ならまだしも、こんな小学生レベルの道具を紹介しなければならないなんて恥ずかしすぎてもはや黒歴史。
本当であればこっそり自分だけで使っていれば良いのですが、なんとなく公開してしまいました。
例えるならば…アレです、アレ。自宅で大人しくパンツをかぶって興奮していれば良いのに、なぜかパンツかぶったまま全裸で住宅街を疾走したくなるようなものです。
抑えられない性癖…のようなものでしょうか…。
アクアリスト界の松居一代と呼ばせて下さい笑。
水槽掃除といえば、私は以前に上部フィルターのパーツを掃除する際にタッチペン(先端がゴムになっているもの)を試してみたことがあるのですが…なんと使用感は微妙でした!
誰もが一度はなにか試しているのでしょうね笑。
予想外のキャッチフレーズに困惑です(笑)
なるほど、細かい部分掃除にタッチペン!…その発想はなかったですなぁ。
やはりみんなアレコレ試しているんですね。
今後もさらに変態的なアイテムを製作し、『自作アイテム第二弾』を公開できるよう頑張りますっ。