ゴカイ繁殖用水槽をシラヒゲウニに綺麗にしてもらおう!

先日、ゴカイ繁殖用水槽で1匹自由気ままに暮らしていたオトヒメエビ様が他界。はてさてこの水槽をどうしようか、新たな生き物を入れようか、それとも何かの実験に使おうか・・・と。

冒頭から耳を疑うようなワードで困惑している方もいるかもしれませんが、誤植でも見間違いでもございません。

あの水槽内で発見すると思わず駆除したくなるような、

ウネウネしたゴカイ類

を、

飼育・繁殖

するための専用水槽です。

そりゃもう鳥肌が立つほどウネウネしているので詳細の写真は載せられません。

なぜゴカイを飼育繁殖?

海水水槽に興味のない方、または淡水水槽しか経験がない方、もしくは海水を始めて3日目くらいの方からすれば、綺麗なお魚を飼育している水槽にウネウネピロピロした生き物が現れた日にゃ悲鳴を上げながら駆除したくなるかもしれませんが、海水を嗜んでいる方であれば『ゴカイは益虫(虫じゃないけど)、駆除なんてとんでもない』というのは常識のお話。

底砂内の食べ残しエサや堆積物を処理してくれる大事な大事な最終分解者、それがゴカイです。ルックス?そんなもんは飾りです。

そして生き物によっては大事な大事な『エサ』でもあります。

そんな便利なゴカイ類を『エサ用』そして『新規水槽立ち上げ時の投入用』として繁殖させている…というわけですな。そんな人は少ないでしょうけど。

まずは掃除

ゴカイ繁殖用水槽

どどん。こちらがゴカイ繁殖用の水槽。
(お食事中の方に配慮し、ゴカイは蹴散らしてから撮影しました)

増やしているのは砂に潜るタイプの細いゴカイではなく、ライブロックに穴を開ける系のゴカイ。30cmキューブに中粗目のサンゴ砂・エアーリフト式の底面ろ過。

定期的に掃除はしているですが、シオグサ(短いブラシ状の固いヤツ)と赤いヤツ(正式名称不明)がだいぶ生えています。なにせこいつらはいったん増えると人間の手では根絶が困難ですし、この手の固い藻類は喰ってくれる生き物も少ない。

・・・となれば?

そう、アイツの出番ですよ。優秀すぎる藻類バスター、それでいてめちゃくそ可愛いウニ野郎、シラヒゲウニの出番です。

コケ駆除にシラヒゲウニ

ドーン!シラヒゲウニ様、降臨!

最恐の藻類駆除能力を誇るシラヒゲ様にかかれば、こんな水槽なんぞ赤子の手をひねるよりも容易いわ。

というかよく考えてみると『赤子の手をひねる』って鬼ですな。赤ん坊の手をひねり上げて「ふはははは!口ほどにもない!」などとやっている大人なんて、もはや哀れにしか見えない。

というわけで、シラヒゲ様の威力はというと・・・

・・・1週間経過・・・

驚きの白さに

花王アタックも驚きの白さに!!

水槽の見た目を重視する石灰藻至上主義者からすりゃ絶望するような光景ですな。いいのいいの、どうせまたすぐ赤くなるから。

どうです?たったの1週間でコレですよ、奥さん。

もうチマチマと藻類を掃除したり、エビやヤドカリを入れているのがバカらしくなってくるでしょう?

1週間だけ、体験入店って事で働いてみませんか?奥さんならこの倍は稼げますよ。

しかもシラヒゲ様はお茶目なので・・・

コスプレするウニ

イエーイ気分はもうクリスマス。

掃除中でもしっかりとおシャレを忘れない。

赤いのがついたサンゴ砂を頭に乗せた姿は、まさにウサギかトナカイか。いやーん、かーわーいーいー。

奥さんもどうですか?バニーのコスプレなんてやってみませんか?

今後の計画

さてさて、綺麗(すぎるほど)になったゴカイ繁殖用水槽。

実はこれを使ってちょっとやってみたいことがありまして。

それは…

アオイソメの飼育繁殖

知ってます?アオイソメ。釣り人にはなじみ深い、あのミミズのような活餌ですよ。

繁殖させたゴカイをカブトガニにもエサとして与えていたのですが、コイツがありえないペースで脱皮を繰り返すせいでどんどん大きくなってしまい、小さなゴカイでは踏み散らしてしまうように。

じゃあアオイソメならどうだ!?と与えたところ、これが大喜びで食ってくれるのですよ。

しかし釣りをする方ならご存じの通り、活餌であるアオイソメは冷蔵庫保管しても数日が限度。カブトガニが食うのは1日にせいぜい2~3匹なので、どうしても無駄が出てしまう。

じゃあ水槽で飼うのはどうだ?…と思い調べてみたところ、これがまた意外にアオイソメの水槽飼育に挑戦している方は多くいらっしゃるのですよ。

ところがどっこい、やはり『釣り人目線』の飼育方法ばかりで、マリンアクアリウムを長年やってきた人間から見りゃ海水の生き物を飼育するための基本すら無視の我流飼育が多く『アオイソメの水槽飼育は難しい。繁殖は無理』とのこと。

まぁ彼らの目的はあくまで次に釣りに行くまでの間のストック。無駄に設備に金かけて繁殖などするより、随時新鮮なものを買ったほうが100倍楽だし手っ取り早いでしょうから。

・・・となると、ガチでやってみたくなるじゃないですか。

海水水槽を無駄に長くやってきた人間の知識とノウハウ、そして変な生き物に対する愛情をフルに発揮して…

アオイソメを長期飼育・繁殖

に挑戦してみようかと。

おそらく絵ヅラ的には『閲覧注意』になると思いますので、その後のご報告をして良いのかどうか迷うところですけど。

ゴカイ繁殖用水槽をシラヒゲウニに綺麗にしてもらおう!”へ2件のコメント

  1. ボスイヌ より:

    灰犬様
    はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいています。
    シラヒゲウニはとても優秀でさらにかわいいですよね。うちの水槽でも大事な存在です。
    私もゴカイ類の飼育・繁殖に挑戦したいのですが、現在はまだ企画検討の段階です。私は食べさせるような生態を飼育しておらず、釣りもしないので、ゴカイ類の水質浄化効果に期待してのことなんですが。現在はライブロックに付いてきたミズヒキゴカイが勝手に住み着いてるだけです。
    やはりネット上では釣り人目線の情報ばかりで、飼育生体としてみたゴカイ類の情報は殆どありませんね。そちらのアオイソメの長期飼育・繁殖のご報告楽しみにしています。

    1. 灰犬 より:

      ボス犬様はじめまして。
      そうなんですよ、シラヒゲウニって単なるヒゲ玉のクセにめちゃくちゃ可愛いんですよね。
      こんな変な海水ブログをいつも見ていただいていて本当にありがとうございます。
      どうでも良い話やコアすぎて役に立たないネタも多いですが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
      アオイソメ飼育繁殖も頑張ってみますので、ご報告を楽しみにしていてください。・・・上手くいくかどうかはわかりませんが(汗)

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