クモヒトデ【飼育方法!?と魅力】繁殖は可能?

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海水水槽を始めて、ライブロックを購入した人の8割(推測)が「なんじゃコレ!?」となるであろう、謎生物の登竜門とも言える【クモヒトデ】

今回はその「飼育方法」と「魅力」という・・・誰もついてこないようなネタでせめてみたいと思います。

撮り方によっては「かなりアレ」な感じの写真になりますので・・・お食事中の方や、この手の生物が苦手な方はご注意ください。

クモヒトデ

クモヒトデ
水三輪的 クモヒトデ情報

適正水温:22~26℃

餌:種類によって大きく差がある(後述)

混泳:種類によって大きく差がある(後述)

クモヒトデの仲間はおよそ2000種類以上が存在すると言われており、見た目も大きさも様々。
基本的には「真ん中に小さな丸があって、細長い足が6本」というルックス。
餌は藻類からゴカイ類、大きなものになるとイカなどを捕食する種もあるらしく、混泳の際は注意が必要・・・と言いたいところですが、ライブロックから出てくるクモヒトデは問題なく混泳可能なものが大半です。

ライブロックから生える謎のイカゲソ

水槽環境でのクモヒトデは、全身を見れる事が少ないです。ライブロックの穴などに潜み、足だけ2~3本出している・・というのが彼らのスタイル。

クモヒトデ足

こんな感じです。

初めて発見した時には「なんだコレ!??」となります。海水経験が浅いうちはイソギンチャクか何かだと勘違いしたりします。

通常であれば外に出ている姿を見る事は稀ですので、つねにこのイカゲソの先っちょだけを鑑賞する事になるでしょう。

大きなイカゲソ

こちらはちょっと長め。少し成長した個体です。

トゲトゲしていますが、触っても痛くはありません。あまり触る人なんていないでしょうけど・・・・。

全身はこのような感じになります↓

クモヒトデ

足ながーい。

「クモヒトデは水槽環境では繁殖できない」と書いているサイトもありますが、決してそんな事はなく・・我が家ではしっかり繁殖しています。もともと2~3匹程度でしたが、今ではもう20匹を超える数が元気に育っており、さらに増え続けています。

これはわりと小さいほうで、体長・・・はドコを計ったらよいのやら。。。真ん中の丸は直径3mm程度。

ムリヤリ引っぱり出したわけではなく、夜中に砂の上を這っていたヤツを砂ごとすくいあげました。意外に動きは早いです。

飼育対象として愛でる

クモヒトデを「可愛い」と感じる人って、世の中にどのくらいいるのでしょう・・・。

ライブロックの掃除をしている時など、大きな個体が足をクネクネ伸ばしてきて指に絡んだりするのが懐かれているようで可愛いです。

今、想像して「気持ち悪っ!!」と思ったでしょう?大丈夫、それがノーマルな感覚ですよ。

エサ

クモヒトデはデトリタス食(水槽内の堆積物を食べる)と言われていますので、餌は特に与えなくても勝手に自分で何かを食べているようです。足でライブロック表面の藻類を削り取るような動きをしていたりもします。

活ブラインシュリンプを投入すれば一生懸命に足を延ばしてつかもうとしますし、冷凍イサザアミを水中に舞わせれば這い出てきて掴んでいきます。顆粒状の人工飼も大好きです。

このようにしっかり栄養がありそうな餌を与えていると、ほったらかしで飼育しているよりも色つやも良く大きく育っていってくれます。

(個体差によって、食べる餌と食べない餌があるかもしれません)

ライブロック以外での入手経路

クモヒトデは日本国内でも磯に行けば普通にいるそうです。・・・が、私は発見したことがありません。

意外だったのが「牡蠣殻」です。牡蠣、オイスター、そうです食用のあれです。その殻の隙間に小さなクモヒトデがくっついている場合があります。

しっかり洗浄されて売っているような物はダメですので、ろくに洗っていないような「採ってきてそのまま」みたいな牡蠣が理想です。

その後

ちょっとクモヒトデからは脱線しますが、私は「牡蠣の名産地」から車で1~2時間ほどの地域に住んでいるので、わりと簡単に採れたて牡蠣が手に入ります。

ですので、こんなふうに「新規水槽立ち上げのタネ」として牡蠣殻を利用する事が多いです。さまざまな生物が繁殖してくるので楽しいですよ。

注!)水槽飼育に有害な生物が繁殖する場合もあるので、自己責任でお願い致します。

一見何もいないように見える牡蠣殻でも、水槽に入れて一晩放置するとイソギンチャクがたくさん付いていたり、フジツボがもしゃもしゃ動いていたりします。

あとがき

ショップでも「飼育対象」として販売されている事はないと思いますので、狙って手に入れるには捕獲してくるくらいしかないのですが・・・

もしライブロックからヘンなイカゲソが出ていた場合は、ぜひ大きく育ててあげてください。

長期飼育して餌を習慣づけていると、けっこう表にも出てきてくれるようになりますよ。

クモヒトデ【飼育方法!?と魅力】繁殖は可能?”へ2件のコメント

  1. 叶芽りんこ より:

    はじめまして。クモヒトデかわいいです。指に絡みついてくるなんて、ほんとかわいいですね。

    実はなんで、クモヒトデを調べたかと申しますと、アケボノハゼが最近、ライブロックの特定の場所によくいてお気に入りなのかとおもっていたのですが、頭を下にして縦になっていたり、よく見るとクモヒトデがチョロチョロまとわりついていて、嫌なら全然逃げられる状況なのに、よくそこに行っては休んでいます。。(休む場所はちゃんと別にあります)最初は心配しましたが、自ら行ってるので大丈夫とは思っていますが、アケボノハゼの身体に不快なものがついていて、それをクモヒトデにとってもらってるのかな?とも思ったり。。(殺菌灯はつけてあります)
    アクアリウムはじめて、2年ほどになりますがまだわからないことだらけです。。
    長文失礼しました。

    1. 灰犬 より:

      はじめまして、コメントありがとうございます。

      アケボノハゼ、派手な体色とへの字クチが可愛いですよねぇ。今は飼育していませんが、私もまたお迎えしたいと思っている魚の一つです。
      クモヒトデは弱って間もなくご臨終する魚に事前に絡みつきに行く事はありますが……自由に泳ぎ回って元気な状態であれば私も問題ないと思います。
      ええ、もしかしたらクリーニングしてもらっているのかもしれませんねぇ。ぜひ見てみたい光景です。

      マリンアクアリウムは非常に奥が深く私もまだまだ勉強中の身ですが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
      クモヒトデとの握手、楽しいですよ(笑)

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