プロフィットフィルターBig評価・改造ポイントは?

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外掛けフィルターの概念を覆す、KOTOBUKIの『プロフィットフィルターBig』

今回は評価や改造ポイント・小ネタを含めて、使用感とレビューをご紹介したいと思います。

ちょっと見た目はアレですが、下手な外部フィルターよりも使い勝手が良いですよ。

KOTOBIKI プロフィットフィルターBig

でかいっ

自ら「Big」と名乗っているだけあって外掛けフィルターとしては最大級の大きさ。とにかくデカいです。

コトブキ・プロフィットフィルターBig

寸法:

横幅・約29cm、高さ・21cm、奥行・16cm(水槽ガラス背面からの厚みは約11cm)

流量:
50Hz・9L/分、60Hz・11L/分

大きいは正義

横幅が30cm近くあるので水槽設置時の圧迫感はスゴいです。

60cm水槽に設置するとこんな感じに・・・

60cm水槽に設置

当然ながら横幅半分を占めます。フレームレス水槽であれば30cmキューブでも設置は可能です(フレーム水槽は無理)

濾過槽のカスタマイズ性は高くなっており、標準装備のフィルター取り付け用パーツ(使い捨てフィルターを差し込むスリット部)は丸ごと取り外せるようになっています。

淡水水槽であれば標準フィルターのままでも良いですが、海水水槽ならばリング濾材などを入れる事も可能です。

そして使い方によっては濾過槽内にヒーターを隠しておくこともできますし、エアストーンを引き込んでエアレーションするにも十分な容量を持っています。

スリット

ヒーターを中に入れる場合、上面のスリットを1ヵ所このように切っておくと良いです。エアチューブもこのようにして中に引き込むと、メンテナンス時に楽です。

注意点!

・水換え時など、水位が下がると濾過槽内の水位も下がります。ヒーターを内部に設置した場合は露出してしまう恐れがあるので、忘れずにスイッチを切るようにしましょう。

・濾過槽内でエアレーションをかける場合、泡の飛び散りを防ぐためにスリット穴はふさいでおいたほうが良いです。

追記)スリット加工に関して「どうやってこのように切るのか?」と質問をいただきましたので追記します。…といっても特殊な工具などは必要なく、糸ノコで切るだけです。フタの外側から穴の幅よりやや狭めでカットし、ヤスリで仕上げると綺麗にできます。糸ノコは100均で購入した木工用の物で十分でした。

静音性

製品アピールでは作動音がとっても静かなマグネットモーターとされています。

・・・・が、賢明なアクアリスト諸君は信じませんよね。だってどこのメーカーもほぼ全ての製品で「とっても静か!」「静音設計!」とか言いつつ、実際使ってみると期待外れな事が多いですから・・・。

こればかりは人それぞれの感覚になってしまうので、あくまで私の超個人的な感想ですが、このKOTOBUKIプロフィットフィルターBigは「とっても静か」とは言い難いです。

モーターの駆動音に関しては…このサイズにしてはたしかに静かだと思います。しかし外掛けフィルター特有の「フタの振動音」「水槽との接点の振動音」があります。

「フタの振動音(ビビリ音)」が出る場合は、端っこをテープなどで止めておくだけでかなり防ぐ事ができます。

「水槽との接点」に関しては・・・

消音処理

この部分。水槽枠を挟んでいる部分に薄いスポンジマットを張り付けると、だいぶ緩和できます。

私は「静かに響いてくるような振動」が非常に嫌いなのでこのように処理して使用していますが、純粋に「作動時の音量」として考えれば…かなり静かな製品だとは思います。

個人的にコトブキは静かな製品が多い印象があります。パワーボックスのSVシリーズなども非常に静音性が高いので、かなり長いこと愛用しています。

コストパフォーマンス

メーカー標準価格は¥4300。私は発売直後に購入したので、近所のショップで約¥4000でした。

・・・が、現在はかなり価格が下がり¥3000以下で購入する事ができます。

2018年10月現在、品切れになっているショップもあり…心なしかちょっと品薄になってる気もします。あれ?もしかして新製品に切り替え?

どうせならさらにデカさを増して「プロフィットフィルター/モンスター」とか「プロフィットフィルター/ダイナマイト」とかが出てきてくれれば笑えるし、ものすごく欲しいですなぁ。横幅60cmくらいの空母みたいな外掛けフィルターが出てくれば即購入しますぞ。

考え方は人それぞれですが、この濾過槽サイズと流量を¥3000以下で確保できる…というのはコスパ高いほうだと思います。ヘタな外部フィルターよりも高性能ですし(数値上は)。

プロフィットフィルターBig・まとめ

その大きすぎるサイズから設置水槽を選んでしまいますが、約3ヵ月使用した体験からは十分すぎるほど優秀なフィルターだと思います。

45cm以下の小型水槽に使用した場合「水流が強すぎる」と感じる方もいるようですので、飼育する生き物を考慮したうえで使用したほうが良いでしょう。

なにはともあれ、こういう突き抜けた感じのする製品は大好きです。もっと個性的・独創的な製品が出てくるのを楽しみに待ちつつ、今後もアクアリウムを楽しんでいきたいですね。

そんなプロフィットフィルターBigも、相変わらず変な水槽工作の餌食となりました・・


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