『新しいお仲間』キンチャクガニ(しっかりダブル持ち)
最近忙しく、水槽遊びに熱中している余裕がなかったのですが…約三ヵ月ぶりに新しいお仲間をお迎えしました。
イソギンチャクを手に持って武装するという…かなり風変りなカニ。
『キンチャクガニ』です。
キンチャクガニ
実は以前からキンチャクガニは飼育していたのですが、購入時から片方しかイソギンチャクを持っておらず、さらにいつの間にかそのイソギンチャクを無くしてしまったようで…『キンチャク無しガニ』となっていました(笑)
しっかり持っている状態で写真を撮影していなかったので、飼育方法などを紹介できずにいたのですが・・・今回、しっかりダブルでイソギンチャクを持っている個体を仕入れる事ができました。
キンチャクガニの謎
コイツらがイソギンチャクを持っている理由は「武装」です。
そしてわりと有名なネタだと思いますが、キンチャクガニが持っている通称「カニハサミイソギンチャク」は、この持ち運ばれている状態がデフォルト。
カニに挟まれていない野生の状態では確認されていないそうです。
しかもキンチャクガニ自体が「いつ」「どこで」このイソギンチャクを仕入れてくるのかも謎のまま。
このカニハサミイソギンチャクはものすごく刺胞毒が強い種類です!…というわけでもないようで、ホントなぜこれを「武器」としたのか…。
私としては「ハサミで挟まれる」よりも「イソギンチャクを押し付けられる」のほうが全然マシな気がしますが、タコなどには非常に有効な武器になるとのこと。
イソギンチャクを振りかざして威嚇する姿は非常にマヌケですが、海外ではその姿から「ボクサークラブ」と呼ばれたりもしています。さらに「ポンポンクラブ」とも呼ばれるそうです(笑)
イソギンチャクを2つに!?
2017年。イソギンチャクを1個失ったキンチャクガニは、残った1つのイソギンチャクを割いて2つにして持つ・・・という研究結果が発表されました。
そして割いたイソギンチャクは数日で再生し、2つのイソギンチャクを持った状態になるそうな。ほえー。
どうしてウチのキンチャクガニはずっと1個のままだったのでしょう・・・。
そしてそれをドコに無くしてきたのでしょう・・・。
もしかしてイソギンチャクが死んでしまったのかもしれませんが、そのへんも謎のままです。。。(キンチャク無しガニは既に他界しています)
オマケにターボスネ-ル
キンチャクガニの購入ついでに、小さめのターボスネールも仕入れました。
同じ性質・ほぼ同じ価格帯のシッタカ貝に比べ、名前がカッコいいですよね。
あっちは尻が高いからシッタカ貝。こっちはターボ。めっちゃ速そうじゃないですか。
てっきりターボタービンのように巻いているから「ターボスネール」だとずっと思っていたのですが、どうやら頭に巻く「ターバン」からきているらしく…「ターバンスネール」とも呼ばれているそうな。
なるほど…。たしかにインドの人が巻き巻きしている頭にも見えなくもない…ような。
新しいお仲間・あとがき
やっと念願の「しっかりダブル持ちのキンチャクガニ」の写真を撮影する事ができますので、後ほど飼育方法などの記事を書きたいと思います。
・・・が、しかし。
冒頭でも書きましたが、今年明けからアホみたいに仕事が忙しくなってまして…。
私の仕事は数日家を空ける事が多いのですが、帰ってくると仕事の事務作業に追われ…それが終わるとまた出かけていく…という繰り返しになっており、思う存分に海水水槽で戯れている時間がとれません。
会社勤めをしているわけではないので、仕事が増えてきたというのは非常に嬉しいのですが、クモヒトデや謎生物と遊べないのは悲しい…。
早く落ち着いて、朝から晩まで海水水槽をじーっと眺めて過ごしたいものです。。。
ではでは。次回は『キンチャクガニ・飼育方法』でお会いしましょう。…たぶん。