人工海水の素6種類を比較レビュー!おすすめ・評価・使用感など

マリンアクアリウムには欠かせない『人工海水』、各メーカーから様々な種類が発売されていますが1~2ヵ月使用した程度では製品ごとの差を感じるのは難しく、比較レビュー等の情報も少なめです。

しかし、ネット上の限られた情報を吸い尽くしてアレコレ考えるのもアクアリウムの醍醐味。

今回は実体験に基づく人工海水レビューをご紹介しますので、アレコレ検討する1ネタとしてご参考としていただければ幸いです。

注意!)

水槽環境は千差万別です。本記事の内容が全ての水槽環境に当てはまるとは限りません。あくまでも個人的な感想としてご参照下さい。

情報ブログでありがちな「実際に使用していないクセに、メーカーページの情報を元にレビューっぽく解説する」といった行為は一切行っておりません。偽りも誇張もありませんが、変人ゆえにヘンな表現の場合があります。ご注意下さい

SEA LIFE

まず最初に個人的にイチオシの人口海水から。使用歴は約15年になります。

他の人工海水を試している間も必ず基本海水として使用し、一度も切らした事がないほどのお気に入りになります。

  • 圧倒的に溶けが良く、白濁りもすぐ消える
  • クセがなく、高水準で素直な海水という印象
  • ちょっとだけ価格が高め

過剰に茶ゴケが出る事もなく管理している通りの水槽環境(良くも悪くも)になっていくので、マリンアクアビギナーが水槽環境をコントロールする経験を積むためにも最適かと思います。

しっかり良好な水質を維持できれば石灰藻もぐんぐん成長します。

若干値段は高いですが、「基本の海水」として価格以上に価値のある製品だと思います。個人的には、ですよ。

インスタントオーシャン

「とりあえず基本はコレだろ!」といった感じのキングオブ人工海水『インスタントオーシャン』

最低限の安心感を備えた人工海水の素としては、最もコストパフォーマンスが高い商品になります。

  • とにかくコスパ!安いは正義!
  • 長年使用している愛好家も多く、実績と安心感あり
  • 水質の落ちが早い

探せばコレより安価な製品はありますが、使っている人を聞いたことのないような怪しい人工海水だったりするので…安心感も含めたコストを考えれば最強かと。

「とりあえずビール!」といった感じで、どの人工海水が自分に合っているかを見つけるまでの繋ぎに「とりあえずインスタントオーシャン!」といった使用も良いかと。

水質の落ち(悪化)が早い印象もありますので、しっかり定期的に水換えをする方向けです。ちなみに固形化しやすいので湿気にはご注意下さい。

あくまでも個人的な表現ですが…私としては「劣化版SEA LIFE」といった位置づけになっています。

リーフクリスタル

インスタントオーシャンの上位グレード製品となる『リーフクリスタル』です。

サンゴ水槽に最適とされる商品ですが、私はサンゴはレイアウトに小さなものを設置する程度。「海水魚にも良い」とされているので、海水生物水槽で約3年使用してみました。

含有成分のせいなのか匂いがかなり強く、初めて使った時は「くっさ!この海水、くっさいよ!」と身悶えしました(笑)

  • 実績あるメーカーで取り扱い店も多く、入手しやすい
  • やはり水質の落ちが早く、藻類が増えやすい
  • 高い

同じナプコ製品のインスタントオーシャン同様、水質の落ちが早い印象があります。ネット上では「茶ゴケが出やすい」という情報が多く出回っていますが、私も同感。そして茶ゴケだけではなく赤ゴケも多くでます。果てはシアノバクテリアまで増えました。

シアノに関してはリーフクリスタルのせいだとは思えないのですが、同じ環境のままSEA LIFEに切り替えると1~2ヵ月で徐々に綺麗な水槽へと戻っていったので・・・ごにょごにょ。

スターポリプも石灰藻の増殖も、このリーフクリスタルを使用していた期間はちょっと…アレというか…。

なんといいますか、あまり批判はできないので察して下さい。私個人としては合いませんでした。

レッドシーソルト

MMCのレッドシーソルト。紅海の海水を粉末にしちゃったよ!という、天然志向の人工海水になります。

天然系の人工海水はムラがある印象だったのですが、技術も進歩したようでだいぶムラが少なくなっているそうです。「紅海ってドコにあるんだっけ?」という無知な疑問から購入し、間を空けつつ合計約3年ほど使用してみました。

ちなみに紅海はアフリカとアラビア半島に挟まれた湾です。学生時代から地理が大嫌いな私はこの製品のおかげでお勉強になりました。

  • クセが少なく、コスパも高い
  • 天然志向の方には気分的にも良い
  • 旧製品はめっちゃ溶けにくく不純物も多かった(現在は改善されています)
  • 溶けは悪くないが、白濁りが少々続く(改善されている可能性あり)

わりと気に入っていたので継続的に使用したかったのですが、残念なことに近所では売っておらず。しかしネットで購入すると配達員が毎回バケツを壊した状態で持ってきやがるので…それが嫌で結局やめてしまいました。

そのせいでまともに取っ手のついたバケツを1度も見た事がありません(笑)

茶ゴケの発生や生体の調子などに関しては特に差を感じませんでしたが、気になる点が1つだけ。他の人工海水に比べて、ちょっとpHが低い気がします。サンゴ水槽での使用は注意したほうが良いでしょう。

マリンソルトプロ

テトラから発売されている『マリンソルトプロ』です。どうも袋のデザインに昭和の空気を感じます…。

この製品はとても短い期間(3ヵ月)しか使用しなかったので、浅いレビューになってしまいます。ご容赦下さい。

他の製品と比べてしまうと溶けやすい・・とはお世辞にも言えず、濁りがとれるまでも時間がかかります。

特に生体や水槽環境に問題を感じたわけではないのですが、「白濁りが続く」という点が気になって長期使用はできませんでした。

ライブシーソルト

袋のセンスはマリンソルトプロと良い勝負。デルフィスの『ライブシーソルト』です。これは約2年使用しての感想になります。

それにしても人工海水の素って名前が紛らわしいのが多くて覚えづらくないですか?『お塩まなぶ』とか『乙女の聖海水』とか、一度聞いたら忘れられないような名前をつけて欲しいです。

  • 塩素中和剤は不要!マスキング剤も不要!
  • 価格は高めだが結果的にはコスパも悪くない
  • 珪藻類の増殖が早い気がする
  • 他の人工海水と併用すると紛らわしい

特筆すべき最大の特徴は「カルキ抜き・マスキング剤が不要」という点。水道水に直接塩をどばーん!・・からの、水槽へどばーん!…で完了です。注)イメージです。実際にはそんな簡単にいきません。

価格はけっこう高めですが、カルキ抜き等のぶんを考えると「普通の人工海水より少し高いかな?」程度になります。頻繁に行う水替え作業で1手間減るというのは意外に大きな差がありました。

特にダメというわけではないのですが「塩素中和剤不要」という最大の利点が、他の人工海水を使用する時にまで「塩素中和剤を入れ忘れる」という失敗につながってしまい…紛らわしいから使用終了です。

コイツのせいで何度か、塩素中和せずに作った海水を水槽にぶっこんでしまいました…。

オマケ:海塩

フンドシしめた男達が、日本海の岸壁でケツをキュッと引き締めて腕組みしていそうな商品、その名も『海塩』!!気持ち良いくらいのそのまんま感がたまりません。料理にも使えそうです。

「一度聞いたら忘れられない名前にしてくれ」とか言っておきながら、ここまで直球なネーミングで攻められるとちょっと困惑。

カミハタって漢字好きですよね。海道河童とか、達磨とか、海養水とか…。カッコつけたガラスデザインの製品ばかり作ってる会社なども、この男臭さを見習って欲しいものです。

残念ながらこの商品は使った事がありません。インパクトが強かったので、どうしても紹介したかっただけです(笑)

まとめ

これ以外にも使用歴のある人工海水はありますが、偉そうに批評できるほど使用期間が長くないので割愛しました。

「で、どれがオススメ?」と問われれば、私は「SEA LIFE」がダントツイチオシです。普通に店頭で購入するとけっこう高かったりしますが、ネット購入で業務用袋を購入すれば「1リットルあたり9円以下」で購入する事もできますよ。

次点は『ライブシーソルト』『レッドシーソルト』。銭に余裕があって面倒臭がりならばライブシーソルト、管理する水槽が多いなどで財布に優しくしたいならレッドシーソルトといった感じでしょうか…。

『インスタントオーシャン』などのナプコ製品は私個人的としては「汚れやすい海水」というイメージがあるのでオススメしませんが、多くのユーザーから支持されているので決して悪い製品ではないと思います。

電化製品であれ食品であれ、感想と評価というのは人それぞれで大きく違いますので、私とは真逆の意見を持っている方もいる事でしょう。誰が正解で誰が間違い…という事でもないと思います。

様々な意見を参考にしつつ、その全てを鵜呑みにするのではなく、しっかり自分の視点で考えてアクアリウムを楽しんでいくのが宜しいかと思います。

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