水槽のバックスクリーンって必要?貼る意味と効果は?

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全国に散らばる変人アクアリストの皆様、突然ですが水槽にバックスクリーンって貼っていますか?

バックスクリーンは単なる見た目の変化だけではなく、アレとかコレとか様々な効果があるんですよー・・・という事で、今回は『水槽のバックスクリーン』のお話です。

バックスクリーンの種類

まずはバックスクリーンの種類から。

色の違いの他、貼り方も2種類あります。

基本は『黒』『青』がメジャーで、同じ黒でも商品によって光沢のあるタイプとマットな仕上がりのタイプ、青は色味が違ったりします。

こちらはニッソーのバックスクリーン。破格のお値段なので私もよく使用するタイプです。

黒単色ですが表と裏で「つや有り」と「つや無し」の仕上げになっており、好みに応じて使用できます。そして材質はけっこう硬め。くるくるの巻きグセを戻すのにちょっと時間がかかるのが難点です。

注!)商品改良や仕様変更により、今後変わってくる可能性もあります。

こちらはコトブキ。ツーカラーの名の通り、黒と青の二面タイプになっています。

ものすごく柔らかい素材ですので、出してからちょっと逆に丸めるだけですぐに使用できます。

後ほどの写真ではコレを使用しています。

同じくコトブキ、絵柄が書いてあるタイプです。同じシリーズで『赤富士』なども。

こういった絵柄スクリーンは別メーカーからも多種発売されているので、イロイロ見ているだけでも楽しいのですが・・・やはり淡水水槽向きの商品ではあります。

サンゴの後ろに赤富士!!

ってのも、個人的にはアリだと思うんですけどね(笑)

…と、ここまでが

基本的にテープなどで水槽に貼るタイプ

になります。簡単らくらく技術いらずでペタン、です。ただしふにゃふにゃと歪んだり、隙間に水が入り込んで汚れが見えたりもします。

そしてこちらが…

いわゆる『水貼り』という方法で貼るタイプ。ARTI(アルティ)シリーズはカラーバリエーションも豊富です。

詳しい貼り方はメーカーページなどで紹介されているので割愛しますが「自動車のスモークフィルム」と同じです。ちょっとコツさえ覚えれば綺麗に貼る事ができますが、慣れていないと気泡が入ってしまったりするかもしれません。

メーカーページなどで貼り方のコツを紹介していますので、興味のある方は調べてみてください。

なお、ちょっと我流になりますが「テープで貼るバックスクリーン」を水貼りすることも可能です。

バックスクリーンの効果

貼らずに飼育しても基本的に問題はありませんが、バックスクリーンにはイロイロとメリットがあります。

『飼育者側の都合』としてのメリットと、『生き物に対する効果』の2つに分けてご紹介すると…

『飼育者的なメリット』

・殺風景な水槽が華やかになる

・苔などの汚れが目立たなくなる

・背後のホースや配線などを隠すことができる

といったところでしょうか。

なお、あちこちで『苔などの汚れが目立たなくなる』と書かれているので記載しましたが…私としては疑問を感じます。黒スクリーンなどはむしろヒゲモやコケが目立つ場合があると思うのですが…。

さてさて、インテリアで水槽を楽しむようなノーマルアクアリストは上記のような効果を期待して貼るのでしょうが、私たちのようなヘンな生物を愛してやまないアブノーマルアクアリストとしては、そんな事よりも生き物に対する効果のほうが気になるところ。

『水槽内の生き物的なメリット』

・全周から光が入るのを避ける事によって、落ち着く空間ができる

・「ここから先には行けない」と認識しやすくなる

種類によっても違いますが、ゆっくり隠れられる場所があると安心できる生き物は多くいます。背面にスクリーンを貼る事により、後ろの陰などに落ち着くスペースを作ってあげるとストレスが緩和されることがあります。

そして意外に大事なのが二つ目。

透明ガラス面は、魚にとっては「何もないのに、どうしてそこから先にいけないの?」と感じてしまうそうです。

長く飼育していれば水槽のサイズに慣れてくれますが、新しくお迎えした際など、特に遊泳性の高い種類の魚は必死にガラス面から先へ進もうすることがあります。

「ここは壁だよー」と区切ってあげる事で、水槽のエリアを認識させる手助けになります。

だからといって背面と横だけでなく、前面にまでスクリーンを貼ると見れなくなるので気をつけましょう。

それでもなお「俺が魚を愛でる事よりも、魚たちが安心して暮らせるほうが大事だっ!!」と全周囲にスクリーンを貼るような猛者がいたならぜひお友達になりたいです。親友になれそうな気がします。

ちょっとだけお試し

さてさて。

こういう記事を書いておきながら、自分で撮った写真も載せずに商品リンクだけで済ませるインチキブロガーが嫌いだというのは常々言ってきている事。

ならばやるしかないでしょう。

水槽も持っていないクセにアクアブログ書いてるようなインチキ野郎と一緒にしてもらっては困ります!

たかが中学生程度のアイドルもどきが好きなクセに「オレってロリだから~」などと言っているインチキロリコンと一緒にしてもらっては困ります!私は小学生以下の一般児童に興奮する真のロリコンです!

うまい具合に『自作オーバーフロー(水槽内分割式)を作って遊ぶ!』で制作した水槽がバックスクリーン無しですので…それを使いましょう。

スクリーン無し

これがスクリーン無しの状態です。違いをわかってもらうため、ちょっとだけ汚れを残してあります。

ごめんなさい、本当はたまたま汚れているだけです。

ここに黒のバックスクリーンを貼ってみます。

黒バックスクリーン

はい。キリッと引き締まって見えます。やっぱり汚れ、むしろ目立ちませんか?

『バックスクリーンを貼ると汚れが目立たなくなるよ!』と紹介しているところが多いのはなぜなのでしょう…。

ではひっくり返して青に変えてみましょう。

青バックスクリーン

うひゃー、明るいっ!実に華やかです。

一般的に『淡水水槽には黒バックスクリーン、海水水槽には青バックスクリーンが合う』と言われています。私はいつも黒スクリーン派ですが、たしかに海っぽいです。

なおバックスクリーンを貼るとスクリーン面にカメラや撮影者が反射して写ってしまいますので、撮影時はご注意を。

私は望遠レンズを使用して水槽から離れて撮影することで映り込みを防いでいます。

水槽バックスクリーンのお話・あとがき

水槽内分割式オーバーフロー水槽

今回は人生初の『青バックスクリーン』にしてみました。いやー眩しい。

ちなみに私はどの水槽も背面だけでなく側面にも貼っています。

それにしても相変わらずおかしなレイアウトでお恥ずかしい…。コレは『底砂を掘る生き物に困ったら…人口ライブロックレプリカ』の記事でも紹介しており、3つの人工ライブロックを支えにして、その上にアホみたいにライブロックを乗せています。

今でもサラサハゼが底面に到達するくらい掘りまくりますが、崩れる事なく維持できているのでそろそろちゃんとレイアウトを考えないと…。

…という事で、今回はこのくらいで。

また1週間ほど空いてしまいましたが、次回はちょっと早めに記事がかけると思います。

次回・ニラミギンポ&フタイロカエルウオの記事でお会いしましょう(予定)

水槽のバックスクリーンって必要?貼る意味と効果は?”へ4件のコメント

  1. マロン より:

    こんばんは。台風の影響は大丈夫でしたか?

    青バックめちゃくちゃかっこいいですね。
    飼っている生き物は淡水ですが真似したくなりました。

    1. 灰犬 より:

      いつもありがとうございます。
      青バックは初なのですが、いつもの『変な生き物が怪しくうごめく水槽』の雰囲気とは違い『正統派で華やかな水槽』にちょっと困惑です。
      台風はおかげさまで特に問題ありませんでした。マロンさんのほうは大丈夫でしたか?
      淡水ならば、ぜひ赤富士をっ!!(笑)

      1. マロン より:

        富士渋いですねー!痺れます!笑

        灰犬さんと面白かっこいい生き物達が無事でなりよりです。

        私は某日本列島の前足あたりに住んでるのですが台風で一時停電し、本日雷で「もう1回止まるドン!」と言わんばかりに停電しました笑。

        こういう時にいざなると不十分だった設備に後悔する反面、ネットの情報ってありがたいです。

        1. 灰犬 より:

          そのあたりは停電被害スゴいらしいですね…今はもう大丈夫ですか?

          水槽遊びをやる者にとって、停電は最大の恐怖ですよねぇ。。。
          こちらもはるか昔、某震災時はそれはもう大変な事になりました。

          お?
          その時の経験を活かしつつ、さらに変な戯言も交えて「災害時の水槽維持」というネタも面白そうな気がしてきました。
          おお!新ネタのアイデアありがとうございます!(笑)

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