底砂を掘る生き物に困ったら…人工ライブロックレプリカ

全国40人の変人アクアリストの皆様、こんばんわ。

いきなりですが・・・・底砂を掘る魚やエビに頭を悩まされた事はありませんか?

「クマノミ可愛い~」とか「ヤッコは美しいぜ…」とか、そういうノーマルなマリンアクアリストの方であれば経験がないかもしれませんが・・・

ベントス系やカニやテッポウエビなど、ちょっと面白い生き物が好きなアブノーマルアクアリストならば一度は飼育するであろう『砂をどんどん掘っちゃう生物』

この手の生き物はライブロックの下を掘るのが好きなヤツが多いため、掘ってはライブロックが沈み・・・さらにその下を掘っては沈み・・・の繰り返して、あっという間に水槽内にアリジゴクが完成!です(笑)

掘られて沈む

このように、レイアウトもクソもない状況に。ちなみにこれはサラサハゼがやらかしました。

粒の大きいサンゴ砂と小さいサンゴ砂を混ぜて使用するなど、崩れにくくする方法はありますが、それはそれでデメリットもありますし・・・長い目で見れば結局アリジゴク。

こんな状態に困った時、ふと頭をよぎるのが・・・ライブロックスタンドの導入です。

ライブロックスタンド

形はイロイロあるものの、概ねこのような感じ。

ただの透明プラスチックに見えますが素材はアクリルが主流です。

本来は底砂に直接ライブロックを置く事を避けるという目的の商品で…

  • ライブロックの下に隙間ができる事により、通水性が良くなる
  • サンゴにヤドカリなどが乗る事を防ぐ
  • ライブロック底面に生息している微生物もホッとする

などなど、メリットは多々あります。

デメリットとしては…

  • ライブロックが浮いていて、なんか変
  • 底砂の厚さによっては、さらに変
  • 品物と価格が釣り合わない気がする

…といったところでしょうか。

見た目に関しては気にならない方もいるでしょうが、やはり砂からアクリル棒がにょきにょき生えている姿は違和感があります。

大量に売れる商品でもありせんので、そういった観点から見れば妥当な価格設定だとは思いますが・・・やはりただのプラスチック(に見える)が〇千円もするというのは、抵抗を感じるのも仕方なし。

買うと高いので自分でアクリルを加工して作ってしまう方もいます。

そして形状によっては、水槽セッティング時に埋め込んでおかないとダメなタイプ(広い底板からにょきにょきタイプ)もあり、飼育途中からの導入が難しい場合も。

砂堀り対策にライブロックスタンド!

さてさて。

ライブロックスタンドを使用すれば、底砂を掘られてぐちゃぐちゃになる事を防げるのでしょうか。

本当ならばココで『こんな感じで浮かせました。こんな感じに掘っています』という写真を載せるのがスジだと思うのですが・・・申し訳ない、

ライブロックスタンドは買っていません(笑)

底砂を掘られてライブロックが沈む事は防げるとは思うのですが、スタンド自体が快適な巣穴の妨げになりそうな気がしまして…。

レイアウトが崩されなくなったところで、生き物が快適じゃなければ無意味。アクリル棒の隙間に隠れる魚やエビは見たくありません。

そこで登場してくるのが・・・コイツです。

スタンド代わりに人工ライブロック!

ライロックレプリカとも呼ばれる『天然サンゴではなく、人間がそれっぽく作った岩(のような物)』です。

表面の細かい穴などは天然モノに劣りますし、微生物など一切付いていない状態ですので、水槽立ち上げ時に使用するには不向き。

しかしある程度天然ライブロックが入った状態であれば、コレがとても便利でもあるんです。

一応、人工ライブロック(ライブロックレプリカ)のメリット・デメリットを…。

メリット
・ドーム状、アーチ状など、そのままで見栄えのよい形状をしている
・天然ライブロックに比べると圧倒的に安い
・微生物がついていないので、ガンガン埋めて使える

デメリット
・微生物がついていないので、これだけでは生物層が厚くならない
・最初は不自然なまでに白い(白くないものもある)
・表面の微細な穴などは天然モノに劣る

ライブロックを購入する際、過剰なまでに『石灰藻』にこだわる方がいますが・・・あんなもんは後からいくらでも増やせます。

人工ライブロック1年後

これは水槽設置後、約1年経過した人工ライブロックです。

ベース部分に使用しているのですが、石灰藻も増えていますし、小さなケヤリもたくさん付いています。パッと見、天然とあまり差がありません。

イロイロな形がありますが、今回はその中の『三脚タイプ』と呼ばれる形状のものを使用します。

注)執筆時、Amazonでの取り扱いはありませんでした。

コレを底砂の中に埋め込んで使用します。足をズブズブ沈めていくだけなので、セッティング済みの水槽でも大丈夫。

人工ライブロックを土台に

人工ライブロック埋め込み

さぁここからが本題。底砂を掘る生き物対策です。

さきほどの人工ライブロック(三脚タイプ)を埋め込みました。頭の部分だけ出して、その上にライブロックを乗せていく形になります。

ライブロックスタンドに比べて表面がゴツゴツしているため、上に乗せるライブロックの座りも良いです。

これが一晩経つと・・・

掘った!

掘りました!

三脚の足の間、三方向から出入りできる形に掘られています。上に乗せているライブロックはピクリとも動いていません。

今回はこの『三脚タイプ』のレプリカを3個使用し、その上にライブロックを乗せてみたのですが、あっという間に3ヵ所とも掘られました。

レイアウト

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、上に乗っているライブロックを支えているのは三脚レプリカ3個の上面だけ。底砂には一切接していません。

え、レイアウトが変ですって?そこは勘弁してください。できるだけ沈みが判別できるように、細かいライブロックなどを組み合わせて実験用に急ごしらえしたものですから…(汗)

この状態で約1ヵ月経過していますが、状態は変わらず。上に乗せたライブロックは崩れませんでした。

アリジゴク対策はバッチリ

巣穴

いやー、この洞窟のような見た目は人間から見ても居心地が良さそうですなー。

そして屋根がしっかりついているので、ある程度掘ると満足するらしく・・・延々と掘り続ける事はなくなりました。時々、維持のために掘ってはいるようです。

底砂を掘る性質のないカニやエビ類なども喜んで入っています。

今回は掘られる事を前提にすっぽりと埋め込みましたが・・・底砂を掘る生き物がいない場合でも、このくらい頭を出してライブロックスタンド代わりとしても便利ですよ。

やはり人工物がにょきにょきするライブロックスタンドよりも、見栄えが良いですし。

注!)ヤドカリなどは登りやすくなるので、サンゴ保護のためには不向きです。

もちろん埋めずに底砂にポンと置くだけでもOKですので、水槽を立ち上げる際、ベースロックはレプリカを使用し、その上に天然を乗せてレイアウトしていく…というやり方を私はよく使います。

ところがどっこい、上に乗せたくなるようなカッコ良い形状が多いんですよね・・・レプリカって(笑)

底砂を掘る生き物にお困りの方も、天然ライブロックが高くて増やせない方も・・・上手にレプリカを使用してみてはいかがでしょうか。


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