『スターリードラゴネット』飼育方法・エサ&餌付けなどなど

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スターリードラゴネット(別名レッドスクーター等)の飼育方法・エサ・餌付けなどについて…

スターリードラゴネット

小さく可愛いスターリードラゴネット。ショップでも見かける事は多いものの、いなくなるのもまた早い。

人気があるのですぐ売れてしまう場合もあるのですが、その痩せやすさゆえにお店でも短命だったり…。

一般的な飼育方法

適正水温:
24℃前後(高水温にはあまり強くありません)

エサ:
微生物・人工飼料・冷凍飼料

混泳:
温厚でマイペースなので可能だが、餌を食べるのが遅く、痩せやすいために注意が必要。

餌付け難易度:上
「餌付けも容易」とされていたりするものの、粒状の人工飼料に餌付かせるには根気が必要(個体差あり)

生餌を好むため、微生物が多く湧いているリーフタンクなどでの飼育が理想。

気が強い魚との同居は危険。

水三輪的・飼育情報

なぜかブログ等でも飼育体験をあまり見かけない『スターリードラゴネット』

「スターリードラゴネット買いました!」とか「欲しいです!」とかは見かけるのですが、長期飼育したという話もあまり聞かず…。

実は私も飼育できたのは最大で1年半程度。これまでに数匹飼育しましたが、とにかく弱い…。個人的な飼育難易度は[鬼]に分類されています。

エサ・餌付け

まずはプランクトンフィーダー最大の悩みどころ、餌の話から。

マンダリンやテグリ系と同様、スターリードラゴネットも「小さな微生物を食べる魚」になります。このタイプは餌付けが鬼門です。

個体差がありますので一概には言えませんが、これまでの飼育経験を踏まえた上で、食べやすいものから順に紹介していきたいと思います。

めちゃ食う活ブラインシュリンプ』

でました!餌付かない魚の救世主・活ブラインシュリンプです。

草食系の魚からエビまで、もうコレを食べない生き物のほうが少ないのではないか…と思えるほどの万能っぷりを発揮する餌です。

もちろんスターリードラゴネットも、それはもう爆食いしてくれますよ。

光に集まる性質のせいでちょっと与えづらく、食べ残されるとフィルターに吸い込まれるのが難点ですが…とにかくどんどん食って太っていってくれます。

活ブラインシュリンプに関してはコチラの記事で紹介しています↓

意外に食べる『冷凍ブラインシュリンプ』

個体によってはいきなり一発目からでも食べてくれたのが冷凍ブラインシュリンプ。

これもまた冷凍となっているので乾燥餌に比べれば手間がかかりますが、そもそも餌やりを簡単に済ませたいような人には微生物食いの生き物は向いていません(笑)

食べるけど残す『冷凍イサザアミ』

冷凍イサザアミも、比較的簡単に食べてくれたりするのですが…冷凍ブラインシュリンプに比べると、口の小さいスターリードラゴネットにはちょっと大きいようです。

活ブラインシュリンプ、冷凍ブラインシュリンプ、そしてこの冷凍イサザアミは『水流を止めて与える』という形が多くなると思います。流れがあるとぶわぶわ舞ってしまいますし、ろ過方式によってはどんどん吸い込まれてしまいますので。

そのため残されると後片づけが大変なんですよね…。

難易度高いぞ『メガバイトレッド』

本当であれば、ここまで餌付けるのが理想でもあるメガバイトレッド

これさえ食ってくれれば餌やりは簡単になりますし、栄養バランス的にも文句はありません。

・・・が、残念ながら私は完全にここまで餌付けられた個体はいません。

口にしてくれる事はあったのですが、やはりお気に召さないようで吐き出したり…飲みこんだようでも、その後続けて食べようとはしなかったり…。

残された場合に備えてエビなどを入れておいても、スターリードラゴネットよりも先にパクパク食べていってしまうために逆効果だったりします(笑)

餌まとめ

食べる食べないは個体差が非常に大きく、冷凍ブラインシュリンプですらお気に召さない個体もいました。

どんなヤツでも100%食べる!と言いきれるのは『活ブラインシュリンプ』のみ。

ブラインシュリンプだけでは栄養素的に心配ではありますが、それでも食が細くて痩せているよりははるかに良いですので…

自宅にお迎えしたら、まずは活ブラインシュリンプでしっかりと体力をつけさせてあげたいところです。

しかしあまりに長く活ブラインシュリンプばかり食べさせていると、もう他の餌なんて見向きもしなくなったりするのが悩みどころでもあります。。。

決して丈夫とは言えず…

冒頭でも書きましたが、ショップで死骸となっているスターリードラゴネットを見かける事はありませんか?私はよく見かけます。

生きていたとしてもガリッガリに痩せた状態で、もう時間の問題だったり…。

購入してきてたっぷり餌を食べさせたとしても、環境になじんでくれず早く死んでしまう個体もいました。

私がダメなだけかもしれませんが、とにかく飼育が難しいという印象があります。

プランクトンフィーダーは好きなので他にも多くの種類を飼育し、長期飼育できているほうだと思うのですが・・・このスターリードラゴネットは飼育2年を超えた事がなく、今でも手を出すのが怖い生体でもあります。

スターリードラゴネット/飼育・まとめ

スターリードラゴネットについてざっくりまとめると…

  • 餌付けが重要なので「餌やりが簡単に済む魚がいい!」という人には不向き
  • 環境変化や水温変化には弱い
  • 臆病なので同居させる生き物には注意
  • 理想は『大量に微生物が発生するリーフタンクで単独飼育』

…といった感じでしょうか。

スターリードラゴネット

見た目はものすごく可愛い魚ですので、また飼育したいとは思っているのですが…最後の1匹を亡くして以来、新たにお迎えはしていません。

いつか100cmオーバーの水槽にしっかり環境を作り、大量に微生物を発生させ、プランクトンフィーダー達を元気に飼育するのが夢なのですが…なかなか時間がなくて実現できておりません。

我が家で最大の90cm水槽は、ライブロック保管を兼ねたベアタンクになっていますし。。。

ではでは。

水温管理の大変な季節ですが、皆様楽しいマリンアクアライフを…。

『スターリードラゴネット』飼育方法・エサ&餌付けなどなど”へ2件のコメント

  1. マロン より:

    はじめまして。
    いつも勉強させて頂いております。
    水生生物が好きな人に一番にオススメしたいブログです。
    これからも応援しています。

    1. 灰犬 より:

      マロンさんコメントありがとうございます&はじめまして。
      いやいや、こんな変人ブログをオススメだなんて・・・嬉しいような心配なような、複雑な気分です(笑)
      勉強にならないような戯言が多いですが、どうぞ今後とも白い目で見守ってやってください。
      いつでもまた、お気軽にコメントくださいー。

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