『フシウデサンゴモエビ』飼育方法・餌・混泳など

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別名グリーンサロンシュリンプとも呼ばれる『フシウデサンゴモエビ』の飼育方法・餌・食べる藻類(コケ)についてなど…実際の飼育体験をもとにご紹介します。

フシウデサンゴモエビ

ウシウデサンゴモエビの飼育方法・餌など

適正水温:25℃前後

エサ:珪藻類・人工餌

混泳:甲殻類を捕食する魚とは不可

サンゴ水槽での飼育:LPSなどの柔らかい共肉をもったサンゴは食べる可能性があるので注意。

飼育難易度:
急激な水質の変化には弱い。濾過が安定した環境であれば、丈夫で飼育は容易。

餌付け難易度:
水槽内の藻類を積極的に食べ、人口餌も好む。乾燥ワカメも好物。

体長は最大で4~5cm。

非常に流通量が多く安価。個体差はあるものの、積極的に様々な種類の藻類を食べてくれる。

臆病な性質のため、馴れるまでは人の気配を感じると隠れることが多い。

水三輪的な飼育情報

掃除屋系のエビとしては非常にポピュラーな存在で、海水魚を扱っているショップではたいていの場所で販売。

値段も400~600円ほど、水槽内での繁殖も可能でコスパの良い優秀なエビですな(ただし環境によっては全く抱卵しないケースも多々あり)。

非常にシャイな性格なので馴れないうちはあまり人前に出ず、こっそりライブロックの陰などにいる事が多いです。たまに前のほうにいるなーと思っても人が近づくとゆーっくりと後ずさりして・・ピュイッ!と岩裏へ。

時間はかかりますが馴れてくれれば気にせず目立つ場所を歩き回ってたり、手を入れて掃除をしている最中でものんきに手の近くにいたりします。

フシウデサンゴモエビが食べる藻類(コケ)と餌

食欲も旺盛で非常に様々な藻類(コケ)を食べてくれますが、食の好みは個体差が大きく「今までのフシウデサンゴモエビは食べていたのに、新たに購入したヤツはこの種類の藻を全然食わない…」といった事も。

ハネモと呼ばれる長い糸状の藻類、茶色いうぶ毛状の藻類、緑のモサモサした藻類は概ね共通して食べてくれる事が多いです。
(長く成長しきったものはあまり食べない。シオグサと呼ばれる硬い藻類もほぼ食べない)

壁面にべっとりと付いた茶ゴケをついばむ事もありますが、根っこから綺麗にしてくれるわけではありませんので・・・茶ゴケ掃除は別の生き物にお願いするか人間の手でやりましょう。

そして他の魚に与える人工餌も喜んで食べますので、食べ残しの処理としても優秀。

活ブラインシュリンプや小さなヨコエビも食べますし、ワカメも大好き。乾燥ワカメを入れると喜んで引っ張っていきますぞ。

注)乾燥ワカメを入れすぎると塩分濃度が上がるで注意

フシウデサンゴモエビの飼育注意点

掃除屋として投入されることの多いフシウデサンゴモエビですが、飼育が容易なうえに繁殖も比較的容易。人によっては主役として楽しむ事も可能です。

これまで自家繁殖も含めると何十匹(百匹以上?)飼育したかわかりませんが、水槽外への飛び出し事故を何度か経験しました。エビで飛び出しなんてないだろ!?と思いそうですが、アクティブなエビ類は意外と飛び出すのよ。ホント。

念のため水槽にフタはしましょう。いろいろとメリットも多いですし。

繁殖させる場合、隠れる場所が少ないと親エビに食べられたりします。可能であればある程度の大きさになるまで隔離してあげると安心です。

フシウデサンゴモエビ・飼育方法まとめ

甲殻類ですので購入後の水あわせは慎重に念入りに。正確な寿命はわかりませんが、私が観察できた最長は4年ほどでした。水槽内での繁殖も可能なので、稚エビから育てればもう少し長く一緒に過ごせるかもしれません。

色は地味ですが、とにかく飼育が容易なのでエビ類を飼うのが初めてという方にもオススメ。皆様もぜひ、この地味で自己主張の少ない、一見汚れているような見た目のエビを可愛がってみてください。

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