集え、変人達よ!

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ジャンヌダルク

みなさんこんばんわ。三度のメシよりメシが好き。灰犬です。なんですか無駄に荘厳な上の画像は。

今回はちょっと箸休め。水槽の生き物の事は置いといて・・・

「海水生物の記事を書く際にいつも思う事」

について、戯言を垂れ流したいと思います。

え、そんな事興味ないですか?まぁまぁそう言わずに・・

 不遇な生き物

生体を売っているお店にもいろいろあり、中には管理のひどいところもあります。ロクに掃除もせず、その生き物の生態を考えていないような環境の水槽になっていたりもします。

しかしお店はあくまでも商売。趣味でやっている水槽とは違いますので、そういうお店では憤りを感じながらも「買わない」という意思表示しかできません。(店員や責任者を呼んでモノ申す…という方もいるかと思いますが、私はしません)

そういった「管理のよくないお店」ではなくとも、どうしても弱っている生体は見かけます。病気など原因はいろいろありますが、私がいつも気になるのが「食性の難しい生き物」です。

人工餌に餌付きづらい生き物は多数います。明確な餌が謎の生物もいます。

大きなお店になれば水槽の数も生体の数も多くなります。そういった給餌の難しい生き物全てに対し根気強く餌付けしたり、コストの高い活餌を与え続けたりなどは難しいでしょう。人工餌や冷凍餌を入れて終了・・となってしまう場合もあると思います。

それゆえに、ショップの展示水槽では長く生きられないものや、ガリガリに痩せているものもいます。

短期間しか生きないけど、その間に売れれば良し。死んだら同じものを再入荷。

全てのお店がそういう雑な方針ではありませんが、結果的にそのような形になってしまっている生き物はいます。

そしてそういう生物は、購入して自宅で飼育していても、早死にさせる事が多くなってしまいます。

私自身、経験が浅い頃は「どう飼って良いのかわからないまま、うまく飼育できずに死なせてしまう」という体験を何度もしました。

そんな海の生物達に「少しでも長く生きる可能性を増やしてあげたい」という思いが、記事を書く原動力になっています。

ゲテモノ喰いだからこそ…

一般的にメジャーな生き物の飼育方法は検索すればいくらでも出てきます。飼育している人も多いのでブログ等で様々な体験談を読み、参考にする事ができます。カクレクマノミの飼育体験なんて吐いて捨てるほど溢れています。

しかしショップで販売されているのに、どうにも実体験に基づく飼育方法の出てこない生体、ナマの飼育体験談を聞くことができない生体、そういう種類がいます。

私は昔から、そういう「あまり一般的ではない生き物」を好んで飼育する性癖がありまして…。これはあえてやっているわけではなく、私が「どうしても飼いたい!」と思った生体は、なぜか一般受けしない・・・という悲しい結果です。

自分としてはすごく魅力的だと思うアイドルなのに、他人からはマニア呼ばわりされる・・・みたいなものです。

合コンで「うおー!オレ絶対にあの子!」とロックオンしたら、友人からゲテモノ喰い呼ばわりされる・・・みたいなものです。

しかしそんな性癖だからこそ、救える命があるのではないだろうか、と。

マニアでニッチな生物に対し、過剰なまでの情熱で飼育体験談を提供をできるのではないか、と。

一種類でも多く、謎生物達にも生きて欲しい

当ブログでは世間一般的に

「なんだこの謎生物!気持ち悪いっ、駆除しよう!」

と、されがちな生き物に対しても

「ちょっと待って!そいつ意外と可愛いんだよ!」

と、白い目で見られそうな記事が多いです(笑)

私は基本的に、水槽内に発見した生き物は全て飼育しようとします。

怪しいライブロックから出てきた、明らかにデンジャラスな臭いのする生物などは、新たに別水槽を立ち上げて飼育します。

独自の飼育環境が必要になりそうな生き物も、別水槽で環境を作って飼育チャレンジします。

そんな生き物がいつ発見されてもいいように、生体がロクに入っていない水槽をただただ維持していたりもします。なのでどんどん水槽は増えていきます…。

しかしそんな謎の生き物も面白い記事にすることによって

「あ、こいつウチの水槽にもいたわ。なるほど、そういう名前でそうやって飼えるのか・・」

と、参考になる方が、もしかしたら日本に3人くらいは存在するかもしれません。

駆除されたり放置されたりして死ぬ運命の謎の生き物が、水槽の同居人として認めてもらえるかもしれません。

あとがき

長々と手前勝手な文章を書いてしまいました。

別に「命を大切にしよう!」とか綺麗ごとを言うつもりは無いんです。むしろそんなノリは嫌いです。所詮アクアリウムなんて人間のエゴで小さな命を翻弄する趣味ですし。

でも、誰からも愛されないからこそ、誰かに本気で愛してもらえた時の喜びは大きいじゃないですか。

あまり愛玩対象として見られない魚にも、気持ち悪いピコ虫どもにも、そんな喜びを味わってもらいたいです。

たぶんむこうはそんな事わかってないし、考えてもいないでしょうけど(笑)。

自己満足ですよ。そう、愛とは自己満足です。

そんな事を考えながら、くっだらない文章をタレ流しています。

やはり「マジメで正統派なアクアリムサイト」を期待している方には、ちょっとアレな仕上がりなんでしょうな…。

良い。良いのです。そういう正統派な文章が好きな方は、たぶん飼育対象も王道を行くメジャー魚ですし。

こんなワンダーなブログは読まずに、オシャレなアクアリウムサイトでスタイリッシュに情報を仕入れてキラキラしてれば良いんですよ。水槽の前でワインでも飲んでりゃいいんですよ。

世の異端児達にこそ、ここには集まって欲しいんです。

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