『ウニの水槽掃除』藻類(コケ)をどのくらい食べる?

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藻類(コケ)をもりもり食べてくれるウニ。今回は『ウニは水槽の藻類(コケ)掃除にどのくらい効果があるのか?』を、ビフォーアフターの写真付きでご紹介。レイアウトクラッシャーとも呼ばれるウニ類ですが、植物類の駆除能力にかけてはダントツの性能を持っているのですぞ。

ただし飼育するうえでの注意点も多々ありますけど。

ウニが食べる藻類(コケ)の種類

ウニが食べる藻類

まずは『ウニはどの種類の藻類を食べてくれるのか』から。

結論から言えば…

ほぼ全部食べます

『ヒゲモと呼ばれたりする薄緑~灰色っぽい藻類』はもちろん、増殖が早くて困る『柔らかくフサフサした緑色の藻類』、食べる生き物があまりいない『シオグサと呼ばれる緑で硬いブラシ状』も食べますし、これまた食べる生き物が少ない『赤くてポヤポヤしているうぶ毛』も食べます。

食べないのはいわゆる『シアノ』と呼ばれるべっとりした赤い藻類(本来は赤だけではないが、海水水槽では赤くてベットリしたものだけそう呼ぶことが多い)くらいですが、ライブロックを走り回っているうちにそれも踏み散らされていたり。

とにかく『水槽内に生えてくる植物性のものは、ほぼ全て食べてくれる』と考えて良いかと。

藻類(コケ)掃除に~と謳われている生物に『ヤドカリ』や『エビ類』などがいますが、それらはあくまで藻類の『増加を抑える』と言った程度。しかしウニは確実に『減らし』ます。

すでに藻類でモッサモサになってしまった水槽にエビを何匹入れたところでさほど変わりませんが、ウニなら1匹入れるだけで少しづつ綺麗になっていく様子を観察できます。

ウニの藻類掃除・ビフォーアフター

では『ウニはどのくらい藻類を食べるのか』を。

ウニ投入時とウニ投入から2ヵ月後の写真で比較してみましょう。脳内で『大改造!劇的ビフォーアフター』の例の音楽を流しながら見比べると盛り上がって良いですぞ。あのピアノの曲です。タイトルは知りません。

ウニ投入直後

こちらがウニを入れた時の水槽。これでも一生懸命掃除をした後の写真だったりします。

左手の飾りサンゴにはやわらかい藻類がもっさもさ。そして中央は硬いブラシ状のシオグサがこれでもかと大繁栄。そこに絡みついた柔らかい藻類がさらに繁殖し、もう手が付けられない状態。

ここはアクアテラリウムか!

…と言いたくなるほど。淡水だったら綺麗に見えないこともない。

コケを食べる言われているエビ類・タツナミガイ・エメラルドグリーンクラブなどを入れたりしましたが、ここまで来るとまるで効果無し。むしろ増加のほうが早くて増える始末。

しかしここにウニを投入し、2ヵ月経過すると・・・

ウニ投入2ヵ月後

どうですか奥さん。飾りサンゴ等についていた柔らかい緑色のフサフサは完全に消えました。

あんなに頑固に根を下ろし、分厚く茂っていたブラシ状のシオグサもどんどん減ってきています。

入っているのはコシダカウニシラヒゲウニが1匹づつ。

彼らを入れてから一切藻類の掃除はしていませんが、勝手にどんどん綺麗になっていく様は非常に快感。

なおご覧のとおり、ライブロックのレイアウトは動いていません(この件については後述)。

そしてこれも後述しますが、ライブロックの石灰藻も真っ白しろにされています。

注1:ウニは石灰藻も食べる

ウニは人間の目でみて明らかに『植物類』と見える藻類も好きですが、それ以上に石のようにしか見えない『石灰藻』も大好物。

ライブロックを豊富に石灰藻が覆っている場合は食べる優先順位も『石灰藻≧藻類』となるため、藻類が減るよりもライブロックが白くなっていく速度のほうが早かったりします。

石灰藻を食べるコシダカウニ

なおちと説明が難しいのですが、石灰藻は『増えていく環境を作ること』が重要で、『増えた石灰藻を維持すること』が目的ではありません(鑑賞のための美的理由を除いて)。

これを勘違いしていたり、勘違いした情報を広めている方も多く、石灰藻を食べる生き物にライブロックを白く削られると「あああー!!」と慌てたりするようですが、石灰藻が繁殖するような良好な環境を維持しているのであれば何も問題ありません。

むしろ石灰藻が増えすぎるとライブロック表面の細かい穴を覆ってしまい、生物ろ過能力が低下することも。

もちろん赤や紫のライブロックが並ぶ水槽は綺麗ですので、鑑賞用として見た目を気にするのであればウニ類はNGですぞ。

注2:ウニはレイアウトを崩す(こともある)

これは実体験に基づく話ではないので当ブログのポリシーに反するのですが・・・

『ウニはレイアウトを崩す』というのが世間での定説となっています。

「レイアウトを崩されまくり、ウニを入れたことを後悔した」という話も小耳に挟んだことがあります。

しかし…上のビフォーアフターの写真を見ていただければわかると思うのですが、積んだライブロックは2ヵ月の間に全く崩されていません(一部、水換えの際に触れて動いている部分があります)。

もちろん接着などはしておらず、座りの良い位置に置いているだけ。

私は過去に一度も「ウニがレイアウトを崩すよママ助けて!」という思いをしたことがないのでわかりませんが、不安定なレイアウトをしていたり、食べるものが少なくて奥まで入り込もうとすれば崩れるかもしれません。

注3:シラヒゲウニはデカくなる

ショップで取り扱いも多く、安価で手に入りやすいウニの筆頭が『シラヒゲウニ』なのですが、こいつはけっこうデカくなります。

購入時は2~3cmの可愛いヤツだったとしても、1~2ヵ月もあれば5cmほどに。最大になると10cm程度まで成長。

水槽に十分な空間を維持できる場合や、ウニをメインに飼育したいのであればシラヒゲでも全く問題ありませんが、小型水槽でライブロックが混みあっている場合などはシラヒゲに続いてポピュラーな『コシダカウニ』のほうが良いかと。

なお食用としてもメジャーな『ムラサキウニ』は5~6cm程度で、コイツも飼育できます。食うのも良いですが飼うのも良いですぞ。

注!:天然であってもウニの採取は多くの地域で禁止されています

その他の注意点

石灰藻も食べるということから容易に想像できると思いますが、ウニはサンゴ類(ソフト・ハード問わず)も食べてしまいます。サンゴ水槽に入れると夜通し泣くハメになるので注意。

そしてウニの歯は硬くて鋭く、アクリル水槽では傷をつけてしまうことがあります。ガラス水槽で飼育しましょう。

なおウニには棘に毒を持つ種類もいますが、ショップで買えるようなウニは手で持ってもチクッとしても特に害はありません。ただしガゼウニ(ガンガゼ)はヤバいですぞ。

さらにさらに、もし藻類がなくなってしまった場合、ウニはワカメ・キャベツ・アオサなどをエサに飼育することができます。

ウニの藻類掃除能力:まとめ

コシダカウニとシラヒゲウニ

ウニの藻類(コケ)掃除能力に関してまとめると・・・

  • 水槽生物トップクラスの藻類喰い性能を誇る!
  • 石灰藻もガンガン食べるのでライブロックは白くなる
  • サンゴ類も容赦なく食べる!
  • レイアウトを崩す場合もある
  • なにげに可愛い

…となります。

個人的には1水槽に1個オススメしたいほどで、コイツさえいれば他の藻類掃除係はいらんだろ…というほど役立っている生き物なのですが、やはりレイアウトクラッシャーという一面から世間では避けられているようで。うーむ、そんなに崩しますかねぇ。

しかし「おい!崩さないとか言ってたから飼育してみたら、ガンガン崩されるぞ!」などとお叱りを受けても困りますので…

環境によります。自己責任でお願いします。

ということで。

ちなみにコイツら、手に乗せてエサを与えたりすることも可能で、それはもう可愛いんですぞ。

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