ヘンな水槽を作ってみよう!…のアイデアを練る練るねるね
アクアリストには大敵の猛暑も終わり、過ごしやすい季節になってきました。生体の輸送にも優しい気候ですので、ネット通販などで新たなお仲間を迎えるにも良いでしょう。
そんな中、新たな実験ネタもお役立ち情報も思いつかず・・・今回はちょっと変人の戯言を垂れ流します。ネタ切れ繋ぎの苦し紛れでもあります。
ヘンな水槽を作ってみよう!
過去に何度か記事にもしていますが、とにかく変な水槽工作が好きです。
見る人が「わぁ…素敵」と憧れたり、「こんなの作るなんてすごいな…」と感嘆の声を上げたり、そんな水槽ではありません。
そっち系が見たい方はYoutubeでもどうぞ。しっかりコストをかけた正統派のアクアリウム工作動画をアップしている方が腐るほどいます。
私が作りたいのは「低予算」「素人アイデア」「中学生レベルの工作」を駆使し、白い目や蔑んだ目で見られるようなバカ水槽です。
今春に水槽内分割式オーバーフロー水槽を製作したのを最後にしばらく工作遊びから遠ざかっていましたので、そろそろ新たに何か作りたいのですが…どうにもテーマが決まらず。
そう、今回は製作報告ではなく、どんな水槽が良いかとバカなアイデアを模索しているというお話なんです。
ベースはコレ
余っている水槽の中で、一番使えそうなニッソーのクリアスティングレー。
古いタイプですので【幅400x奥行270x高さ270】という変な規格です。底面もガラスではなくプラスチック板。
今までイロイロと活躍してくれた水槽なのですが、だいぶ傷も増えてきましたし、ここらで有終の美を飾らせてあげようかと。
世界に一つしかないような、世界で一人くらいしかやる人がいないような、それはもう変な水槽に魔改造してあげたいところです。
さて、どうしましょう…
バカなアイデアはたくさん浮かぶのですが、現実的なものとなると…今のところ以下の4つが有力候補です。
陸地付き海水水槽・第二弾!
ちょうど一年ほど前、試作機として製作した『海水水槽で陸地付きにしてみよう!』の第二弾。
前回は60cm水槽で試作品を作ってみたものの、あっという間に取り壊されたアレです。
今回は小型水槽になるので製作も楽そうですし…試作品で培ったノウハウ(こんなバカな工作にノウハウもクソもありません)もありますし、前のような失敗は犯さないのではないかと。
次はぜひメヒルギ(対塩性のあるマングローブの一種)を植えて作ろうと思っていたのですが、時期的に今はメヒルギの種が手に入らないのが悩みどころです。。。
汽水で楽しむマッドスキッパー
上の陸地付き海水水槽の形状をちょっとアレンジし、マッドスキッパーを飼育するという手もあります。
コイツです。トビハゼ、またはミナミトビハゼと呼ばれる汽水魚になります。
昔から憧れる生き物なのですが、一度も飼育したことがありません。
浅い水深で飼育しなければならないため、濾過装置を使用せず水換えだけでカメのように飼育したりしますが、そこは陸地付き水槽で試した『陸地内濾過装置』を使ってみようかと。
淡水と海水のコラボレーション!
どうせなら変態的な水槽を突き詰めてみましょう。
水槽内をアクリル板で分割し、片側は淡水・片側は海水を入れ、小型の熱帯魚を複数入れれば…あらやだ、淡水魚と海水魚を同時に楽しめるわ!グッピーとクマノミのコラボレーションよ、お父さん!
…というアイデアはいかがでしょう。
もう完全に出オチの一発ネタです。掃除が大変そうだなぁ…。
陸と海中のコラボレーション!
水の分割が現実的でないならば、陸で分割だ!!
…という事で。
海水水槽に入れるヤドカリは完全に水中で生活しますが、『ヤドカリ』と言えば一般的にはオカヤドカリのほうがメジャー。
夏になるとペットショップでモサモサと売られているアレです。私も子供のころから何度も飼育しています。
冬場は保温が必要なのですが、まるでカブトムシやクワガタのように『ひと夏の生き物』と勘違いし、冬になって死んだら「また来年飼おうねー」といった感じで購入する方も多いとか。まったくけしからんっ。
陸地付き海水水槽の陸地部分を上手に使い、オカヤドカリとホンヤドカリ(海中のヤドカリの一種。そのへんの海でポンポン採れる)を1つの水槽で飼育してみる…というのも面白そうな気がします。
注!)オカヤドカリは淡水が必須です。海水も与えたほうが良いですが、それだけでは飼育できませんので注意。
あとがき&まとめ
非現実的で良いならば『怒涛の渦巻き!鳴門海峡水槽』とか『自宅の廊下を這いまわる、パイプ水槽!』とか、作ってみたいものはたくさんあるのですが…現実的に考えると、いろんな部分で無理があります。
ゴボゴボと沸騰したように泡が沸き上がり続ける『まさに地獄!窯茹で沸騰水槽(水温は適温)』も楽しそうです。
そう、水槽工作でいつも頭を悩ませるのが、『飼育(生き物に適した環境)』と『メンテナンス性』は『面白さ』とは相反する…というところなんです。
どんなに面白くても劣悪な環境では生き物にとって迷惑なだけですし、長期飼育のためにはメンテナンス性も大事。
うーむ、悩ましい。
こうやって改めて並べてみた中では、汽水でトビハゼ水槽が一番やってみたい気がしてきました。
なにか凄まじくヤバいアイデアはないものでしょうか…。
夢が広がりますねぇ。
実はミナミトビハゼは最近調べてたんですよ。
なので個人的には是非とも観てみたいです笑。
おおー。
よし、ではミナミトビハゼ水槽の方向で進めてみます。
急がないと気温が低くなって輸送が不安になるので…どうにか今月中には完成させたいところ。
まだお約束はできませんが、紹介できるように頑張ってみますっ。