『キャメルシュリンプ』飼育方法・エサ・カーリー対策?

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キャメルシュリンプ

流通量も多く、価格も安価。丈夫で飼育しやすいので海水エビの入門用としても最適な『キャメルシュリンプ』

一部では『カーリー対策になる』との話もありますが、そのあたりも含めてエサや特性、飼育方法などをご紹介します。

キャメルシュリンプ・飼育方法

適正水温
25℃前後

食べるエサ
藻類・人工飼料

混泳
甲殻類を食べる魚以外は問題無し。
激しく縄張りを主張する事もないので、他のエビ類との混泳も可能。

飼育難易度:低
水質変化に敏感なので、水合わせは慎重かつ念入りに。
一度環境に慣れてしまえば、かなり丈夫な部類に入る。

自家繁殖:可能
環境がしっかり整っていれば、繁殖も可能。
生まれたばかりの稚エビは水中を遊泳するので、吸い込まないような濾過方式が大事。

フシウデサンゴモエビイソギンチャクモエビなどと並び、安価な海水エビの基本とも言える種類。

体長は最大で4~5cm程度。寿命は飼育下で約3~4年。

水三輪的な飼育情報

海水エビは多々あれど、「見た目・飼育のしやすさ・価格」の面でも非常に優秀なキャメルシュリンプ

ただし異様に直線的な模様とルックスが特徴的で人によってはあまり好きではないかもしれません。私も正直、昔は嫌いでした。なんかキショくない?この模様。

キャメルシュリンプ4匹

動きにも特徴があり、「カクッ……カクッ…」と小刻みかつ微妙な動きを見せてくれたりもします。

ではでは項目ごとにポイントを…

食べるエサとカーリー対策

キャメルシュリンプは他のエビ類同様、なんでもよく食べます。

乾燥エサを与えれば種類問わず食べ、冷凍エサを入れても喜んで飛びつき、何も与えなければライブロックの藻類をチモチモとむしって食べる。

毎日のエサに関しては全く悩む必要のない生き物になります。乾燥エサはなんでも食べますが、やはり基本はメガバイトグリーン。粒はSでもMでもOKですが、Mだと食べ残す場合があります。

そして巷で言われるカーリー(セイタカイソギンチャク)対策にキャメルシュリンプを!という話。これは個体差と環境によって効果が大きく異なるようです。

実際にキャメルシュリンプがカーリーを食べている動画なども公開されていますので、食べるというのは事実でしょう。

ただし、ペパーミントシュリンプのように『わし、カーリー大好物や!!』というわけではないようで。

あいつらはそりゃもう蕎麦でも喰うようにチュルチュルとカーリーの触手を喰いますが、キャメルシュリンプは『藻類をつまんで食べているついでに、小さなカーリーもつまむ事がある』といった感じ。これは別にキャメルに限らず、そういった食性の甲殻類は知らず知らずのうちにカーリーをつまんでくれていたりします。

これまで何十匹と飼育し自家繁殖もさせてきましたが、すでに育って増えてしまったカーリーに対しては、キャメルシュリンプで劇的な駆除効果は期待できません。あくまで『繁殖を抑える』『新たな発生を防ぐ』といった感じに捉えておくのが良いかと。

おそらく『ペパーミントシュリンプは高いから、安いキャメルシュリンプで代用できれば…』といった気持ちがあるのかもしれませんが、ぶっちゃけアイプタシアXを使用したほうがカーリー対策としては簡単かつ効果的です。

飼育環境と混泳・繁殖

底砂上のキャメルシュリンプ

キャメルシュリンプを飼育するうえで、レイアウトに関しては特に心がけるような要素は無し。

自然に生える藻類だけで飼育するならば多少ライブロックは多めのほうが良いでしょう。底砂無しではツルツル滑って歩けませんが、絶対必須!というわけでもありません。

ベアタンク+ライブロックなどの環境で魚を飼育している水槽に入れても、しっかりエサさえ与えれば上手に生活してくれます。

フシウデサンゴモエビやイソギンチャクモエビなど、大人しい種類であれば他のエビ類との混泳は問題ありません。もちろん同種の混泳も可能。

水槽環境に左右されますが、飼育下での繁殖も可能です(稚エビに注意)。

キャメルシュリンプの飼育方法
まとめ

これから海水エビを始める方の入門用としても最適なキャメルシュリンプ。

エビ類はどうしても掃除屋やタンクメイトとして投入される事が多くなりますが、このキャメルシュリンプは見た目も派手で華やか。複数飼育すればじゅうぶんに主役も張れますぞ。

しっかり海水水槽の基本を押さえる事ができているのであれば、導入時の注意点は2つだけ。

  • 甲殻類は水質変化に敏感。水合わせは念入りに。
    (水合わせ中はしっかりエアレーションをかけるのが望ましい)
  • エビを喰う魚とは同居させない。

以上です。

あ、1つ忘れていました。フタはしっかり閉めましょう。飼育環境にもよりますが、エビ類は意外に飛び出し事故が多いです。

しかしあまりにも簡単に飼育しやすく、これといって変な特徴もないエビですので…いつものノリで戯言が書けず寂しいですなぁ。


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