コロナ自粛で出かけられない今こそ、海水水槽を始めてみませんか?

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コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、遊びにも行けず軟禁状態の方も多い事でしょう。そんな今だからこそ、家を1歩も出ずとも始められるマリンアクアリウムを始めてみるというのはいかがでしょうか?

ええ、別に海水水槽でなくとも淡水水槽で普通に「アクアリウム」でもかまわないのですけど。

しかしじっくり腰を据えて自宅にいれる今こそ、ちょっぴりハードルの高い海水に手を出してみるチャンスですぞ。

注!)
コロナウイルスの影響で生活に多大な影響が出ている方も多くいます。
「こんな非常事態になにがアクアリウムだっ」と不謹慎に感じる方もおられるかと思います。

あくまでも生活と仕事が優先です。そのうえで、何か新しい事に手を出してみようか…と余裕のある方へ向けた内容となります。
当ブログの性質上、不謹慎な発言も含まれますが、決して事態を軽んじているわけではありません。ご理解下さい。

何をどこで買えば?

不要不急の外出を制限されている状況ですので、新たな趣味を始めるといっても厳しいジャンルは多々あります。

なにやら今回の給付金に便乗して『給付金で良いカメラを買ってみよう!』といったブログも腐るほど湧いてきていますが…今一眼レフなんぞ買ったところで撮りに行けませんから。せいぜい家でブツ撮りしたり望遠レンズでご近所の人妻を隠し撮りするくらいが関の山。

しかし水槽遊びならば、ネットを駆使することで『設備購入→生体購入→楽しむ→維持』までが自宅で完結。実に軟禁状態向けの趣味と言えます。

今は各メーカーからオールインワン水槽(一体型水槽)というものが発売されていますので、何が何やらわからない設備を組み合わせる手間もだいぶ省く事ができますよ。

これらのオールインワン水槽ならば水槽ろ過装置で悩む事はありません。一部商品には照明もついています。

極端な話、あとはヒーターを入れるだけです。これらの小型水槽であれば100Wあればじゅうぶん。サイズと設置場所の環境によっては50Wでも可能です。

詳しく水槽用ヒーターに関して知りたい場合はこちらの記事をご覧下さい。

ゼロから始めていくらかかる?

新しいことに手を出す際、どうしてもお金は必要。これはやむ無し。

「マリンアクアリウム」というと経済的に余裕のある人間が嗜む趣味と思われがちですが、意外とそうでもなかったりします。私も商売柄、そう所得は多くありません。

もちろんハイクオリティな設備でサンゴをモリモリさせるような水槽はアホみたいに金がかかりますが、インテリア程度のコンパクトな水槽で海水生物を愛でる程度ならば「小遣い+α」程度でも可能。

30~40cm程度の小型水槽で、ビギナー向けの飼育しやすい生き物であれば初期費用は2~3万円ほど。長く続ける気があるならば60cm水槽に4~5万円の投資で、文句のないマリンアクアライフを送ることができます。

大きな声では言えませんが10万円の給付金でじゅうぶんにお釣りが来ますよ…。

詳しい初期費用と維持費などはこちらの記事をご覧下さい。

オススメの魚は?

アクアリウムの目的は「生き物の飼育」、生き物をいれなければ始まりません。

このご時世ですのでプラプラとアクアショップに足を運ぶのもはばかられますが…やはり見て買いたい方はしっかりと感染防止対策をしたうえで行きましょう。帰ってきたら手洗いうがいを忘れずに。

しかし今はネット社会。自宅にいながらにして魚も買えちゃう時代です。

真夏や真冬のネット購入は死着などの危険をはらみますが、今は輸送に優しい季節だということもチャンスです。

本来であればココでビギナーにもオススメの美しい魚を紹介したいところなのですが…私は海水歴20年を超えておきながら、そういった「ハギやヤッコなどの王道魚・一般受けする美しい海水魚」を飼育したことが一切ありません(笑)

どうしても…と言う方はこちらの『生き物サーチ』からお好きな記事を御覧いただければ幸いですが、ノーマルな性癖をお持ちの方はショップの生体紹介ページで選ぶのがよろしいかと。

噂によると小型のスズメダイなどが良いらしですよ。

個人的にはエビやカニなどの甲殻類も意外に飼育しやすくオススメなのですが、つい手を出しがちなヤドカリはビギナーの方にはあまりオススメしません。

理由は適切な引っ越し用貝殻を確保するのが大変だから…です。ヤツらは好みがうるさく、ちょっとサイズが合わなかったり形が気に入らないと引っ越ししてくれず、長生きしません。

ざっくりすぎるフロー

さてさて…水槽も決めたし魚も決めた。で?どうすれば良いの?という方のため、ゼロからマリンアクアリウムを始めるための手順を簡単フローにしてみました。

マリンアクアリウムは非常に奥の深い趣味ではありますが、とにかく「簡単かつ問題なく海水水槽を始めるため」のフローとなります。

必要な物を購入しよう
さきほど紹介したオールインワン水槽でも良いですし、水槽単体に好きなろ過装置を購入しても良し。
最低限の状態は『水槽』+『ろ過装置』+『ヒーター』です。
「海水ならばプロテインスキマーは必須!」と謳う方もいますが、サンゴに手を出さないならば決して必須ではありません。

『人工海水の素』も忘れずに買いましょう。
しかしまだ生き物を購入してはいけません。
水槽と魚を一緒に買うなんて、奥さんと愛人を一緒に旅行に連れて行くようなものです。

人工海水の素に関する記事はコチラ
人工海水の素6種類比較レビュー
じっと待とう
水槽をセットし、海水を入れ、ヒーターをセットしましたか?

ではそのままろ過装置のスイッチを入れ、じっと待ちましょう。
待つといっても数分や1時間などではなく、最低でも数日。できれば1~2週間はそのままです。

早く生き物を入れたくてしたかないかと思いますが、この「立ち上げ期間」をしっかり長くとることが美しく良好な水槽を作るうえで非常に大事。
空っぽの水槽を眺めながら、そこに泳ぐ美しい魚を妄想しつつ耐えましょう。
立ち上げ中のアレコレ
場合によってはパイロットフィッシュと呼ばれる魚を投入します。
基本的には『環境の整っていない水でも生きられる丈夫な生き物を先行して入れる事で、バクテリアの繁殖を促す』というのが目的になります。

ただしこれは人によって賛否両論ある方法になりますし、必須ではありません。私はパイロットフィッシュは使用せず、代わりに少量のエサなどを入れる事で代用しています。

目安としてはいったん茶ゴケが増え、それが自然と減ってきたら頃合いです。
生き物を購入→投入
しっかり時間をかけたならば、念願の生き物投入です。
好きな魚なり甲殻類などを購入し、水槽へ投入しましょう。

ただしいきなりドボーンと入れるのはご法度。
しっかり『水合わせ』という作業が必要になります。

買ってきた袋のままでも良いですが、できれば小型の容器などを使用して「水温・水質・塩分濃度」を合わせていきます。
この水合わせも人によって「やり方・大事にするポイント」が異なってきます。
海の生き物と楽しく自宅待機
生き物が入ったならば、ついにあなたのマリンアクアリウムライフが始まります。

海水水槽は我慢との勝負ですので、とにかく時間をかける作業が多くなります。
しかし始まってしまえば、それはもう楽しくて面倒くさい素晴らしい趣味。

外出できないモヤモヤを美しい水槽で癒やしながら、再び外で遊び回れる日を待ちましょう。

今こそマリンアクアリウムを始めよう
あとがき

30cmキューブ底面濾過水槽

冒頭でも書きましたが…こんなご時世でなくとも海水水槽を始める事はできますし、むしろ水槽なんぞやってる場合ではないかもしれません。

しかしじっくり時間をかける作業が多いアクアリウム。こんな時だからこそゆっくり立ち上げることもできますし、家に篭りながら癒やしを得る事ができる趣味でもあります。

経済的にも厳しい状況が続きますので、給付金は生きていくために大事な事に使い、余裕があるならば適切な場所へ寄付するなどが望ましいと思います。

…が、ストレスの溜まる毎日です。無理のない範囲でちょろっと水槽遊びに使ってみたりしてはいかがでしょうか。

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