水槽マグネットクリーナーのおすすめ?自作でも簡単3分!

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水槽の掃除用品の1つ『マグネットクリーナー』、水槽内に手を入れずにガラス面が掃除できる便利なアイテムです。「浮くりーなー」や「ネオマグ」などが有名ですが、それらを実際に使用した感想・評価などを紹介しつつ…100均製品で作れる簡単な「自作マグネットクリーナー」の作り方もご紹介します。

水槽用マグネットクリーナー

大きさや形は様々あれど、方式はどれも同じ。『磁石のチカラでガラス面を挟み、外側を動かして内面を掃除する』という製品です。

水槽内に手を入れずに済むので簡単ですし、ちょっと汚れが気になった時にも手軽にお掃除できて綺麗なガラス面を維持するのにも便利。

まずは現在購入できる製品から、最も気になる掃除能力マグネットの強さに焦点を絞り、実際に使用しての感想・レビュー・おすすめなどをご紹介してみます。

注!)あくまでも個人的な感想となります。個人の感じ方や使用環境、製品改良などによって大きく異なる場合があります。

ニッソー 浮くりーなー

まずはド定番の『ニッソー 浮くりーなー』

サイズは「S・M・L」と三種類展開されており、掃除面はそれぞれ「3x6cm・5x8cm・6x9cm」(概ね)。カラーバリエーションも豊富です。

最大の特徴はその名の通り「はずれてしまっても浮く」というところ。内側のクリーナーパーツが水に浮くようになっているので、外れた際に落ちて底砂を噛んでしまったり、拾うため水槽内にヒジまでいれたりする必要がないのが魅力です。

超個人的な評価

掃除能力
★★★☆☆

マグネットの強さ
★★★☆☆
(サイズによって大きく異る)

掃除面のタッチは比較的柔らかく、ゴリゴリ削るというよりは何度もゴシゴシして綺麗にする…といった感じ。頑固なコケがこびりついている場合は根気が必要になりますので、こまめに掃除するのが良いかと。

問題はマグネットの強さ。これはサイズによってかなり差があり、「L」であればさほどストレスなく使用できるのですが…「M」になると雑に扱った際に外れる事も。そして「S」に至ってはさらに外れやすいため、多少気を使って動かす必要があります。

サイズが小さくなれば磁石も小さくなるので仕方ないところではあるのですが…正直なところ『強力マグネット!』という印象はありません。SよりもM、MよりもLのほうがメリットが大きいので、できればLを購入することをおすすめします。
(水槽サイズにもよりますが…)

Two Little Fishes ナノマグ

created by Rinker
Two Little Fishes

有名メーカーではありませんが、アクアリストの間で人気の高い製品がTwo Little Fishes ナノマグ

実にシンプルなデザインで、水槽に貼り付けっぱなしでも洒落た雰囲気になるのも良いところ。

超個人的な評価

掃除能力
★★★★☆

マグネットの強さ
★★★★☆

人気の理由はそのマグネットの強さ。多少ササッと素早く動かしても外れることはなく、前面曲げガラス部分などでも落ちる事なく側面へ移動することが可能です。

難点はクリーナーパーツの形状で、端っこがちょっと浮いている形になっているため水槽の端ギリギリなどは苦手。クリーナーパーツが持ち手パーツよりも小さいため、ドコを掃除しているのかもちょっと見づらい。そしてなにより価格が高い。

しかしそれらの欠点を補ってあまりある使いやすさがありますので、市販の製品のなかでは個人的にイチオシです。

ニッソー 浮くりーなースティック

ニッソーの浮くりーなー再び。その名も『浮くりーなースティック』となります。

「水に浮く」という特徴はそのままで、さらにコンパクトになったお手軽タイプ。しかし…

超個人的な評価

掃除能力
★★☆☆☆

マグネットの強さ
★☆☆☆☆

これ、残念なほどに磁力が弱いんです。少し速めに動かせば置き去りになってプカプカ浮き、ちょっと引っかかれば再び浮き…。外れないように使用するにはものすごく神経を使います。

掃除面もかなり小さいので、正直なところ掃除能力も高いとは言えません。

しかし逆に超小型水槽などで「弱い磁石で優しく掃除したいんだ」という方にはメリットにもなりますので、用途によってはアリかとは思います。

自作・水槽マグネットクリーナー

さぁさぁ、全国4千万の「自作マニア」の方々お待たせしました。

『簡単!3分で作れる自作マグネットクリーナー』

のご紹介ですよ。メモの用意はいりません、ホント簡単ですから。

まずは100均に行ってこれらを購入してきましょう。

マグネットクリーナーの材料
  • 超強力マグネット(ネオジム磁石)x2
  • 厚さ5mmほどのお好みのクリーナー
  • 取手パーツ
  • 瞬間接着剤

以上です。

『マグネット』は黒くていっぱい入っている通常のものではなく、単品でピカピカ強力な「ネオジム磁石」を選びます。サイズが何種類かありますが一番大きいものが良いかと。それを2つです。

『クリーナー』は店によって品揃えが違いますが、厚さ5mm程度のマットタワシが使いやすいです。ただし研磨剤や薬品を含んでいるものは避けるように。シートタイプのメラミンクリーナーでも良いです。

『取手パーツ』はお好みで。しっかり持ちやすい形状でマグネットとの接着面が広めであればなんでも良いです。場合によってはフィギュア等でもOKです(笑)

写真に入れるのを忘れましたが『瞬間接着剤』も使います。ゼリー状タイプが良いでしょう。ほんのちょっとだけしか使わないので、100均で1個買ってくれば十分。

なお「瞬間接着剤って、水槽内に使用しても大丈夫なの?」と心配な方もいるかもしれませんがご心配なく。大丈夫です。小難しい話は省きますが、成分が「シアノアクリレート」となっているものは全く問題ありません。

「飾りサンゴやフラグ台を接着するボンド」としてバカみたいに高値で売られている商品もシアノアクリレートを使っているものがあり、実はアロンアルファ(ゼリー状)で代用できたりします。

注!)飼育水内に直接瞬間接着剤を入れるような使い方は避けましょう

ではでは作りますよー。

自作マグネットクリーナーの持ち手

『マグネット』『取手パーツ』『瞬間接着剤』を使って貼り付けます。

今回は「引き出しの取っ手」として売られていたものを使用しました。無駄にアンティークですな。

クリーナーパーツ

次に『クリーナー』を適当な大きさに切り、『マグネット』を同じく『瞬間接着剤』で貼り付けます。磁石の極には注意。マットを挟んで取っ手パーツと引き合う向きにします。

ちょっと大きめにカットしておくと隅っこの掃除がしやすくなりますよ。

クリーナーの材質などにより瞬間接着剤ではすぐ取れてしまう場合がありますので、その時はバスボンドなどをちょっぴりだけ付けて貼り付けると良いです。乾くのに時間がかかるのが難点ですけど。

自作や工作でアクアリウムを楽しむならば必須のバスボンド、必ず「クリヤー」を使用しましょう。ホワイトは防カビ剤が入っているので水槽遊びには使用できません。

これで完成。所要時間は2~3分、実に簡単です。

自作マグネットクリーナー

ヘタなマグネットクリーナーよりも強力なので、ガシガシ動かしても外れることはありません。曲げガラスのカーブも難なく突破できます。

掃除能力は挟むマットクリーナーによって変わりますので、アレコレとためしてみるのも良いでしょう。硬めのタワシを使うも良し、やわらかい布製のマットを使っても便利です。

ただし注意点が1つ。

マグネットがむき出しなので、使用後は外して水気を拭き取ること

です。市販の製品のようにマグネットを樹脂で覆っていませんので、水中に入れたままにしたり、上のほうに付けたままにしておくとすぐ錆びます。

使用しない間に2つのパーツをくっつけたままにしておくのもマットがヘタりますので、できれば離しておいたほうが良いです。とはいえマットクリーナーは簡単に貼り替える事ができますので、数回使ったら使い捨てでも良いかと。
(ベリッと剥がして、また適当に切ったものに磁石を再利用するだけです)

応用すれば『トリプルマグネットで大型クリーナー』も作れますし、クリーナーパーツにフロートを接着して『偽・浮くりーなー』を作ることも可能。そう、自作の世界はアイデア次第で無限の広がりをみせるのです…。

水槽マグネットクリーナーおすすめと自作方法・あとがき

自作水槽マグネットクリーナー

というわけで、水槽用マグネットクリーナーのおすすめを紹介するとか言っておきながら…

結局自作が一番だね!

…という結論に着地するという暴挙。またもやアクア用品メーカーご立腹の記事と相成りました。

なにせ製作費用は500円(税別)、製作時間はたったの3分、しかも購入するクリーナーによっては貼り替えて数十回以上使用できるいという鬼のコスパっぷりですから。正直私は金払って市販の製品を買うなんてバカバカしいとすら…。

…が、やはりメーカーの製品はいつでも水槽に貼り付けたままにでき、気になった時にササッと使えるのは便利。しかも見た目は雲泥の差ですし(笑)

そのあたりはそれぞれの用途と目的と性癖でお選び下さい。さきほども書きましたが、市販のもので個人的に最もおすすめなのは『Two Little Fishes ナノマグ』です。

created by Rinker
Two Little Fishes

なお実際に使用していないので今回は紹介しませんでしたが、GEX『マグクリーナー』という製品を発売しており、さらに『マグフィットフロート』という気になる製品もありました。

「浮く」「シンプル」「強力磁石」「平面用と曲面用がある」と、魅力的な特徴が目白押し。いつか購入して追記したいと思いますが、やはりコレをわざわざ買う気が…(汗)

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