コンビクトブレニー『幼魚→成魚』模様の変化

飼育用の海水魚としてはややマイナーな『コンビクトブレニー』、生態に謎の多い魚ではありますが、成長するにつれて体表の模様が大きく変わることは有名。

今回はそのコンビクトブレニーについて、『ショップで購入直後の幼魚』から『飼育1年経過した成魚』まで、模様と大きさの変化を比較した写真をご紹介致します。

飼育水槽

水槽分割オーバーフロー・1年後

模様の変化を紹介する前に、現在コンビクトブレニーを飼育している水槽について。自作の『水槽内分割型オーバーフロー水槽』になります。

60cm水槽の片側12cmを濾過槽にしており、横幅は実質48cm(奥行30cm、総水量はほぼ変わらず)。ライブロック総量は約7kg。底砂はマメカルシウムサンドを厚さ6cm。

しかし水槽の後ろ側半分、ライブロックが積んであるエリアは全てコンビクトブレニーの大きな巣穴となっており、底砂を前面にもってこられているため…前半分の厚さが約9cm、後ろ半分はほぼ底砂無しの状態となっています。

通常のレイアウトであればライブロックが崩れて大変なことになりますが、人工ライブロックを埋めて底砂掘り対策を施してあるので大丈夫。

水槽製作記事はこちら

底砂対策の記事はこちら

コンビクトブレニーの模様変化

では早速コンビクトブレニーの模様変化を写真付きでご紹介・・・と言いたいところなのですが、コンビクトブレニーは幼魚期は遊泳するものの、『成魚になると海底に深い穴を掘って一切出てこないという生活に変化します(不明な点が多いので諸説あり)。

水槽飼育でも比較的シンプルなレイアウトで『奥深くまで穴を掘って隠れる事ができない』という環境で幼魚から育てれば、それなりに水槽の隅っこにひっそりしている程度で飼育できるようなのですが…

うちは『完全に見えないほど深く住処を作れる』という甘やかし環境で育ててしまったため、食事の時ですら出てきません(汗)

撮影が非常に困難なのです…。

購入時(幼魚)

コンビクト・ブレニー

こちらが幼魚期のコンビクトブレニー。全長は6~7cm。

頭はつるんと丸く、体表は白い線が頭の先から尾びれまでまっすぐ二本、上下に入っています。

一般的にショップで販売しているのはこれよりも小さい5cmほどの個体が多く、何故かこれ以上に成長したものは見かけたことがありません。どうしてでしょう、成長はかなり早いのに…。

この頃はまだ水槽内を遊泳することがあり、エサを与えるのも簡単。ドジョウのようで可愛い時期です。

人間も犬も魚も、幼い頃が最もかわいいのは共通なのですな。

一ヶ月経過

コンビクトブレニーの模様

飼育開始から1ヶ月もしないうちに身体のラインはだいぶ崩れ、途切れて波打ったように。

コンビクトブレニーは非常に食欲旺盛で成長も早く、あっという間にこの状態になります。

このくらいになると全身を見る事ができる機会は減り、底砂を大きく掘ってその中で生活するようになってきます。

三ヶ月経過

三ヶ月後のコンビクトブレニー

こちらが三ヶ月経過したコンビクトブレニー。

身体も太く立派になり、上下の白いラインの波打ちが繋がってストライプのようになってきました。

顔の模様も乱れ、さながら歌舞伎役者の隈取のよう。全長は12~13cmほどですが、もう住み家から全身を出すような事はなくなりました。

エサを貰う時間帯以外は奥にひっこみ、様子を伺うこともできません。

この写真も、わざとエサを遠くに置く…という意地悪をして撮影しています。

半年経過

20cmを超えたコンビクトブレニー

幼魚期から飼育を開始し、半年を経過したコンビクトブレニーの姿。ピンボケ写真で申し訳ありません…。

模様は完全にストライプとなり、もうどんなに意地悪を駆使しようともこれ以上巣穴から出てくることは無し。この状態もほんの一瞬だけで、すぐに顔をひっこめるため、撮影が大変。

半年と少々

成長したコンビクトブレニー

『怖っ!』

水槽に迎えたばかりの頃は『つるつるドウジョウくん』のようなルックスだったのに、もはや『ぬらぬらアナゴさん』ですよ。目が怖いんだってば。

これは約7ヶ月経過した頃。この状態が彼と出会えるマックスで、顔の先以外は見ることができません。

一日二回、エサの時間以外はドコで何をしているのか不明で、時々本当に水槽にいるのかすら疑わしくなります。

一年経過

コンビクトブレニー 成魚

『ギャーーー!!』

どうしたの!どうしてそんなになっちゃったの!

これが水槽にお迎えして1年を迎えようとしているコンビクトブレニーの姿。もはや模様がどうとか成長がどうとかいうレベルを超えて、別人(別魚)ですな。体長は約25cmです。

この写真は夜中、ポンプがトラブルを起こしたので電気をつけてガチャガチャやっていたら、不意に慌てたように水槽内をぐるぐる泳ぎ始めたので急いで撮影。カメラが海水まみれになってしまいましたが、貴重な全身を撮ることができました。

私も飼育をはじめてほぼ1年ぶりに見た全身の姿ですので、もっと感動するかと思いきや…口から出た言葉は

「なんだ!?コンちゃんどうし・・・うわキモッ!!こいつキモッ!!!」

…という(笑)

普段出会っている頭の先だけ、なんかやたら小さくありません?胴体とは色味も違うし。まさか1年の間に身体がこんな状態になってしまっていたとは…。見ちゃいけないモノを見てしまった気分ですよ…。

コンビクトブレニー『幼魚→成魚』変化あとがき

コンビクトブレニー

いやはや、こんなに可愛かったコンビクトブレニーが約1年で化け物に。時の流れというのは残酷なものです。

学生時代に可愛かったあの子も、20年後に同窓会で会ってみりゃ化け物の一歩手前だったりするじゃないですか。そんなものです。

なおコンビクトブレニーの厳密な寿命は不明ですが、『成魚は幼魚と1年以上共に暮す』という記述を見かけたことがありますし、水族館でもっと太い個体を見たことがありますので…まだ成長するかもしれません。

しかし現在は給餌も『穴の中にメガバイトレッド(M)を10粒ほど流し込んでやる』という方式になっており、エサを食っている姿すら見ることができず。

時々、なんのために飼育しているのか疑問を感じますよ…(汗)

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